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芹沢あさひさんの誕生と名に思いを馳せ、泣く

 私事で恐縮だが、昨年、子を産んだ。
 シャニマスの沼に足を踏み入れ、およそ4年(4年??!!?!)がたった。4年前の私は、自分が母になるとは思いもしていなかった。ちなみに今も「家に赤ちゃんいる!!??!」と時々びっくりしている。

 子を産み、良かったことがある。
 子を持つ親という視点を得たことだ。

 その視点を得て、シャニマスにふれ、感じたことがたくさんあった。4年前の私には感じられなかったことだ。
 その中のひとつのことについてこのnoteでは書こうと思う。 

 芹沢あさひさんの誕生と、「芹沢あさひ」という名についてだ。

 これです。

 書いてあることの全てが妄想である。が、目次 芹沢あさひさんの誕生に思いを馳せる、にあたる文章は私の妄想の純度が高い(なぜなら芹沢あさひさんの誕生のことについてはあさひさんの母に聞かなければ分からないため)ので、それを前提に読んでほしい。


芹沢あさひさんの誕生に思いを馳せる

 芹沢あさひさんの誕生日は1月4日だ。

 1月4日に誕生したということは、おそらく予定日も12月か1月だろう(もしかしたら1月以降かもしれないが、そこはあさひさんの親に尋ねるしかないので、ここでは12月か1月ということにしておく)。
 小さい小さい心臓を必死に動かす命にモニター越しで出合い、出産予定日を聞いた病院の帰り。「お正月に生まれたらどうしようね、」と笑う親がいたことだろう。

 あさひさんは幼少期におじいちゃんの家に結構行っていただろうから(イベント報酬、芹沢あさひS-ssr「真空の庭」より「かえってくるもの」を読み、なんとなく。出てくる「男性」が誰なのか検討の余地があるが、少なくとも舞台は今あさひさんが住んでいる家周辺ではないだろう。コミュを読む限り親はそこにはいなさそうで、一人で池に行けるくらいには慣れた場所だったことから、あさひさんの幼少期において、親は共働き、もしくは常に親が家にいない環境だった可能性がある)、里帰り出産だったのかもしれない。
 お正月を実家で過ごしている間も、そわそわしていただろう。予定日1ヶ月前からいつ産まれてもおかしくないのだ。テレビを見ている間も、おせちを食べている間も、お腹の中で命(あさひさんのことです)は動く。お産のためにたくさん歩け、と、予定日が近付いた妊婦は皆言われるので、散歩がてら初詣にも行ったかもしれない。大きくなったお腹をかかえて、ゆっくりと歩いて。

 芹沢あさひさんは気になることは即行動!な元気タイプではある。だが、肌が白くて、華奢である上に、自分の体調の変化に気付きにくい、どこか儚さを秘めている、というところから、生命力はなんだか無さそう(これは完全に私の思い込みです)。ゆえに、生命力もりもり!元気いっぱい誕生!というのはしっくりこない。お産も時間がかかっていそう。1月3日、もしくは2日に陣痛が来たんじゃないかな(これらも完全に私の思い込みです)。

 何回目か分からない陣痛の痛みの波に耐える。このまま痛いのが永遠に続くんじゃないか。痛みの間の時間で意識を失いながら、命が外の世界を見られるよう、必死に息をする。

 お腹の中もいいよね。でも、外はもっと楽しいよ。外にはいろんな人がいて、あなたを待っている。時々嫌なヤツもいるけど、そんなのどうでもいいくらい、大好きな人に出会えるよ。人だけじゃない。空も、星も、動物も、虫も、車も、草木も、もっともっともーっとたくさんの素敵なものも、あなたを待っている。
 世界が命に語りかけ、応援する。

 時間を重ねて重ねて、ようやく、命が産まれる。
 世界があさひさんの声に耳を澄ます。小さな小さな口から出た、まだ頼りない声は、世界中の空気を震わせる。

 じーん……(全てが私の妄想である)。

 そうはいっても出産は本当にすごいことで、世界に命が増えることは本当にすごいことだ。あさひさんの母にとって1月4日は特別な日になったろう。

 あさひさんは自分が生まれた時のことなど忘れ、「今」を生きている。
 しかし母は絶対に、あさひさんが生まれた時のことを覚えている。「今」はそのかけがえのない時間と地続きに繋がっているのだ。

 そして私は、あさひさんの「今」を、見守っている。

 私は一体あさひさんの何なんだ?

「あさひ」の名に思いを馳せる

 「あさひ」という名前をつけてもらった芹沢あさひさん。
 あさひさんは朝日をモチーフにしたサインを使っている。皆さんご存知のことだろう。

いかしたサインだ

 あさひさんがサインをどのように考えたのか想像するだけでもニコニコするが(あさひさんはサインをただの文字だと認識しているので、絶対誰かと相談しているはずだ!!! 「サインって……名前を書けばいいってことっすよね。名前を書くだけじゃダメなんすか?」「アイドルのサインは自己紹介みたいなものだ。あさひらしさが出るのなら、それでもいい。」「私らしさ……」)、ここでは、彼女の脳内で「あさひ」→「朝日」に変換されていることに着目したい。

 「あさひ」が「朝日」を連想させるのは、まあそうだろう。
 でもあのあさひさんが、何の背景も無しに、「『あさひ』は『朝日』ということもできる。サインにしても面白そう!」なんて思うだろうか。何の背景もなければ、「私の名前は『あさひ』で『朝日』じゃない。私の名前はひらがなだから、『朝日』とは別物じゃないっすか?」って言うんじゃないだろうか。私の脳内のあさひさんならそう言う(あなたのあさひさんがそう言わない場合、あなたのあさひさんを大事にしてください)。

 ではなぜあさひさんは朝日をモチーフにしたサインにしたのか。
 それは、名付けにあたって、自分の名前への願いや祈りを親から聞いていたから、そして名前への願いや祈りには「朝日」がキーワードとして入っていたから、なのではないか。
 きっとそんな背景があったから、(自分で朝日をモチーフにすることを思いついたのか誰かに提案されたのかはさておき)あのようなサインになったのだろう(全ては私の妄想です)。

 芹沢あさひさんの「あさひ」、という名前に思いを馳せてみる。いろいろ考えたので箇条書きで記します。

・新しい年が始まったところで誕生したあさひさん。新しいスタート、を表すには素敵な名前だ。明るい太陽が昇っているあさひさんのサインを思い出すとウッ……とくるものがある。あなたの人生が明るいものでありますように、という親の祈りを感じてしまう。
・泣く子(あさひさんのことです)を抱きながら(新生児はまじで昼夜という概念がない)、冬の透き通った空気を温めるように昇る太陽をぼんやりと見つめる母がいたのだろうか。
・いなかったとしても今私が勝手に想像して勝手に泣いているからオッケーオッケーである。私は誰だ?
・新しいスタート、といえば、あさひさん自身の命の誕生のことだけではんなく、「母」もそうだろう。人生の新しい1ページをあさひさんとともにめくったのだ。
・「あさひ」、なんて素敵な名前なんだ……。涙が出てくる。

・なぜ、あさひさんの名前は「朝日」もしくは「旭」(こちらも意味は「朝日」の意)ではなく、ひらがなの「あさひ」なのか。
 ・芹沢朝日
 ・芹沢旭
 ・芹沢あさひ
 おそらく名付けにあたって、この3つは検討したであろう。ちなみに姓名判断をしてみたら、「芹沢朝日」が一番よかったので、画数で選んだわけではなさそう。
・こうして並べてみると、ひらがなの方が柔らかい印象を受ける。漢字であらわすと、すこし強い光の印象も受ける。冬に生まれた子であるから、じんわりあたたかな雰囲気のひらがなの方を選んだのかもしれない。スタート、という意味もあるなら、終わりが連想しにくいひらがなの方がいいのかも(日が昇るということは日が沈むということだから)。

・朝日は太陽が昇るさまやその光のことを指しているらしい。そのことから、「あさひ」という名前には「太陽の光のようにまっすぐ育ってほしい」、「あたたかい人になってほしい」、「太陽のように周りを明るくあたたかくできるような人になってほしい」という願いもありそうだ。

・「太陽の光のようにまっすぐ育ってほしい」……あさひさんは本当にまっすぐで、裏表なんかなくて、これ!と決めたら一直線につきすすむ人だ。嬉しい。
・「あたたかい人になってほしい」……あさひさんは、人のことを傷つけようなんて思ったことが無いんじゃないか、と思ってしまうような人だ。他人を「自分とは違う他人」として受け止め理解しようとする強さがある。たとえ、いやなことを言われようが、嫌われていようが、だ。あさひさんの強さはあたたかさといってもいいのではないだろうか。嬉しい。
・「太陽のように周りを明るくあたたかくできるような人になってほしい」……ストレイライトや283プロ、シャニPや天井社長にあたたかく見守られながら生きているあさひさん。あたたかく見守られながら、また彼女も周りを明るくあたたかくしている(たまに怒られている。それも彼女を思うからこそだ)。ファンの人たちもそうだ。あさひさんと出会わなかったら今の冬優子さんも、愛依さんもいない。嬉しい。

・嬉しい~~~~~~!!!!!!!!!!!
・なんて素敵な名前なんだ。

 と、以上のようなことを「1月4日に芹沢あさひさんが生まれた」という情報だけで考え、泣いたのだった。

恐ろしいゲーム、アイドルマスターシャイニーカラーズ

 「1月4日に芹沢あさひさんが生まれた」という情報だけで私を泣かせるコンテンツなのである。アイドルマスターシャイニーカラーズは。

 もう私の脳内の中ではアイドル、というか283プロの人々たちが、ひとりの人物として存在してしまっている(これを私は「私のシャニマス世界」と呼んでいる)。そうさせるだけの力がシャニマスにはある。
 1月4日に生まれた子に「芹沢あさひ」と名付ける恐ろしさ。いや、芹沢あさひさんは存在しているので何言ってるんだって話ですけれどね……。

 恐ろしさに震えたところで、私はもうシャニマス以前の私には戻れない。
 これからも勝手に思いを馳せ、勝手に泣いたり、勝手に幸せな気分になったり、勝手に切なくなったり、勝手に空虚な気持ちを抱いたりしていくのだろう。

 彼女たちは、私のことなど知らずに、ただただ輝いている。
 
 

#シャニマス
#シャニマス感想コンテスト
#芹沢あさひ

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