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最近のこどものアトリエと地元施設への出張アトリエで、気になる作品、素晴らしい場面がいくつか記憶に残っている。

もうあんまり外へ公開する気はないけど、このページにまたビジュアルだけ、ちょっとだけのせようかな。

喪失、身を裂かれる孤独が通過し、進行して行く時でさえ、人の心を見る場に自らの魂をおいて来た。
そして、年を取ったね、すっかり。

マイナスな意味、ネガティブな意味ではなく、今の僕はすっかり脱殻。
脱殻になれたことにホッとしているくらい、やってきたってこと、だよ。

「他人の心に逃避することによって彼は富み偉大となった。心の相場師だ。」
三島由紀夫のサーカスの一節。
これ昔、自分のことだな、と思った。ここの逃避を他人の心を生きることによって、と変えさえすれば。
三島由紀夫は言葉の天才なのでこの意味するところの深さも豊かさも恐ろしさも実際は知らなかっただろう。


ってこれ少し前に書いたボツ記事。
さてさて、このページ、忘れた頃に過去記事への反響を頂く。かなりね、大事なところを書いて来たので活用して頂けると嬉しい、やっぱり。
大雑把に今年のテーマを認識の旅としたけど、時間がないのが1番の原因として、なかなか進んではいない。発見の多い日々ではあるけど。

年々、当たり前だけど年を取り、年々別れや喪失が堪える。いつでも孤独だったけど、でも今にして思えばいつでも必ず誰かが居て、誰かに甘えていた。
誰も居ない中をたった1人で立ったことが果たしてあっただろうか、と。

前記事で書いた小唄の世界にずっと浸ってて、今車中では神楽を中心とした古謡へと変っている。
遠く遠く、時間が止まる。
引き延ばされた時間を懐かしく思う。
時は永遠だと感じていた時代、いやそんな時間の中にいたことの方が長い気がする。

読み返すべき本、見返すべき映画。
聴き返すべき音楽。
今では手の届かなくなってしまった無数の景色。
数々の作品達や事象に囲まれ、何処から手を付けるか途方に暮れる。

金沢帰らなきゃなぁ、と、ほんとにほんとに思っている。

さあ次回はこのページで何を書くことになるのだろう。いつでも予想のつかない日々の中を、そして物騒な言い方かも知れないけど、形は変われど戦いは一生終わらない。
戦士として生まれてきたのだから。


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