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ゴジラVSウルトラマンゼロfeat.ゼット第3話「傷を癒して活動を再開したゴジラに宇宙から帰ってきたウルトラマンジードが立ち向かう!」

前回のあらすじこの世界に突如として復活を果たした破壊神、ゴジラ。そしてそんなゴジラの暴走を止めるために光の国からやって来たウルトラマンゼロは数年ぶりに再会を果たしたタイガ・ノゾムと一体化を果たし、戦いを挑むも敗れてしまった。そしてゴジラを止めるために仲間が必要だと宣言したタイガに対してゼロは光の国から自身の弟子がやってくることを話すのだった。そしてやって来たゼロの弟子こそウルトラマンゼットだった。そして、一体化を果たしていたナツカワ・ハルキと共に地球に帰ってきたゼットはハルキ共々タイガやゼロと交流を果たしていた。そんな中、再びスーパーGUTSの基地にゴジラが出現した。そして前の戦闘の傷が癒えていないタイガとゼロに代わってハルキがゼットと共にゴジラと戦闘を開始したのだった。アルファエッジの姿ではゴジラに押し負けていたゼットだったがベータスマッシュの姿に変わると戦況は一変したのだった。なんとパワータイプのベータスマッシュにゴジラが追い詰められるという展開になり、最後はベータスマッシュの渾身の必殺技であるゼスティウムアッパーをくらったゴジラがまるで負けを認めるかのように海へと帰っていったのだった。そしてゼロとタイガ、ゼットとハルキはゴジラに対する初勝利を噛み締めていたのだった。

ゼロ「ゼットとゴジラの戦いから数日が経とうとも1週間が経とうとも世間からゴジラの話が出なくなった。それはまるで人々の記憶から海に消えたあの破壊神が消えたかのように。だが、俺はそんなことを信じていなかった。もちろんタイガやハルキだってな。」
時は流れてあの戦いから数日後。スーパーGUTSの基地にて待機していたウルトラマンゼロことタイガ・ノゾムとウルトラマンゼットことナツカワ・ハルキはTVで一切ゴジラの話をしないことに不信感を抱いていた。
ハルキ「タイガさん先輩、最近俺思うんすけどゴジラって空想の産物だったんすかね?」
タイガ「どういう意味だ、ハルキ?」
ハルキ「だっておかしいじゃないですか!あんなに俺達が戦った時は大騒ぎしてたのにまるで覚えてないみたいじゃないですか!」
タイガ「いや、ハルキ。人々はゴジラを覚えてないんじゃない。むしろ勝手に記憶から消そうとしてるんだよ、そうすることによって自分達がゴジラに襲われなくなるという謎の自信があるんだろうけどな。」
ゼロ『俺もそう思うぜ。俺とタイガやハルキたちがあんなに必死になって戦うのを忘れる必要は無いだろ?むしろタイガの言う通りゴジラの記憶を消しさえすれば普通の毎日がやって来る。それは怪獣の恐怖から逃げるためと一緒って事さ。』
ゼット『ハルキ。俺もゼロ師匠達の意見に賛成だ。俺達の戦いをいつまでも覚えているより少しでも明るくて平和な普通の毎日を過ごせた方がこの世界に生きる人達の為だと思うんだ。何時までもゴジラの恐怖に怯えながら生きていくなんて大変だろ?』
ハルキ「確かにそれはそうなんすけどね。やっぱりゴジラの恐怖に怯えながら警戒するのって俺たちだけで十分って事ですよね?」
タイガ「ああ、そうだ。その為のスーパーGUTSだからな!」
そんな事をタイガが告げた次の瞬間、スーパーGUTSの基地にサイレンが鳴ると共に隊員がタイガに対して報告するのだった。
タイガ「何があった!報告しろ!」
隊員「え、え!?そ、そんな馬鹿な!?」
ハルキ「一体どうしたんすか?」
タイガ「何があった?早く報告しろ!」
隊員「た、隊長。」
タイガ「どうした?」
隊員「ゴ、ゴジラが出現しました!」
ハルキ「え?」
タイガ「なんだと?いや、やはり復活したということか。場所は何処だ?」
隊員「静岡の長浜原発です!」
ハルキ「し、静岡!?」
タイガ「やはりか。」
ハルキ「やはりってどういう事ですか?タイガさん先輩。」
タイガ「ゴジラは核物質を狙っているんだ。核の燃料を破壊するために原発を襲撃するという事だろう。ゴジラが原発を破壊する前に止めるぞ、スーパーGUTSホーク発進!!」
ハルキ「押忍!!」
そして、スーパーGUTSの基地から発進したスーパーGUTSホークに乗ったハルキとタイガは静岡にある長浜原発に向かうのだった。一方、その長浜原発にはとある男が向かっていた。
ゴジラ「ギャオーン!」
?「あれがゴジラか。ジーッとしててもどうにもならねぇ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
タイガ「見つけたぞ、ゴジラ!そう易々と原発は破壊させない!ミサイル発射!!」
そしてゴジラに追いついたタイガとハルキはゴジラに向けてミサイルを放つが、そのミサイルに気付いたゴジラによって反撃を受けることになるのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、尾鰭を光らせたゴジラはスーパーGUTSホークに対して放射熱線を放つのだった。
ハルキ「タイガさん先輩、かわさないと!」
タイガ「分かってる!緊急回避だ!」
しかし、放射熱線をかわしたスーパーGUTSホークに対して今度は尻尾による強烈な一撃を受けたスーパーGUTSホークは地面にぶつかりそうになるのだった。
ハルキ「タイガさん先輩!」
タイガ「しっかり掴まってろよ、ハルキ!」
リク「まずい!あのままだとあの戦闘機が!」
そして、リクは懐からジードライザーを取り出したのだった。
リク「ユーゴー!」『シェアッ!』
リク「アイゴー!」『ヌェアッ!』
リク「ヒアウィーゴー!」
『フュージョンライズ!』
リク「決めるぜ!覚悟!!ジィィィィド!」
『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!』
『ウルトラマンジード!プリミティブ!』

ジード「間に合った!大丈夫ですか?」
なんとかスーパーGUTSホークを助け出したジードはゴジラに立ち向かうために立ち上がるのだった。
ハルキ「あれってジード先輩?」
タイガ「ジードって確か前にゼロが一緒に戦ったウルトラマンか。」
ハルキ「じゃああそこにいるのはリクくん先輩だ!おーい!リクくん先輩!」
タイガ「ハルキ!今は逃げるぞ!」
ハルキ「押忍!!」
ジード「ん?あそこに居たのはハルキか。ハハッ、相変わらずだなあいつも。」
そんな事を言いながらスーパーGUTSホークを見送ったジードに対してゴジラは咆哮をあげるのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ジード「良し、行くぜ!」
そして改めてゴジラと向き合ったジードはゴジラの放射熱線に対して必殺技であるレッキングバーストを放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」

ジード「レッキングバースト!」

そして、ぶつかり合ったゴジラの放射熱線とジードのレッキングバースト。しかし、怒りで力を増幅させていたゴジラの前ではやはりジードといえど抑えきれずに吹き飛ばされてしまうのだった。
ジード「ハア、ハア。やるな!ウワーッ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、何とか立ち上がったジードに対してゴジラは尻尾による強烈な一撃を放ち、それをくらったジードはまたもや吹き飛ばされてしまうのだった。そして、ゴジラは咆哮を上げながら再び長浜原発に近づこうとしていたのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ジード「させるか!」
そして再びゴジラの前に立ちはだかったジードだったがゴジラが放射熱線を放とうとしたのを見た瞬間、ゴジラに対してレッキングロアーを放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ジード「レッキングロアー!」
そして、強力な破壊音波であるレッキングロアーをくらったゴジラはその衝撃に耐えきれずに倒れたものの視線の先に捕らえたジード目掛けて放射熱線を放ち、それをくらったジードも片膝をつくと共にカラータイマーが点滅したのだった。
ジード「クソッ、時間が無い。だったらあの力で一気に決める!」
そして、リクはインナースペースで別のウルトラフュージョンカプセルをジードライザーに装填したのだった。
リク「ユーゴー!」『ダァーッ!』
リク「アイゴー!」『イヤァッ!』
リク「ヒアウィーゴー!」
『フュージョンライズ!』
リク「燃やすぜ!勇気!!ジィィィィド!」
『ウルトラセブン!ウルトラマンレオ!』
『ウルトラマンジード!ソリッドバーニング!』

ジード「時間はない。原発を守るためにゴジラを撤退させるならこの技しかない!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、ソリッドバーニングに姿を変えたジードに対して再び尻尾を振り下ろしたゴジラの攻撃を交わしたジードはゴジラに強烈な蹴りをくらわせるのだった。
ジード「くらえ!ブーストスラッガーキック!」
ジードスラッガーを取り外して脚部に装着して脚部ブースターを点火、加速を加えたキックで敵を切り裂くブーストスラッガーキックをくらったゴジラは原発から離されるだけでなく勢いに押し負けて倒れてしまうもののすぐに立ち上がり尾鰭を光らせて放射熱線をジードに向けて放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ジード「だったらこいつで終わりだ!ブーストスラッガーパンチ!」
ジードスラッガーを取り外して腕に装着し、ブースターの加速と共にパンチで敵を切り裂くジードスラッガーパンチをゴジラの放射熱線を前転で交わした直後に急接近して放つとゴジラは体から火花を散らしながら吹き飛ばされたのだった。それでもなお立ち上がったゴジラは雄叫びを上げると海に潜って姿を消したのだった。
ジード「なんとか逃げたか。さて、俺も久しぶりにハルキに会いに行くか!」
そう告げるとジードは空へと姿を消し、リクの姿に戻るとタイガとハルキの目の前に姿を現すのだった。
リク「よう、ハルキ!」
ハルキ「リクくん先輩!お久しぶりです!あ、そうだ!ご紹介しますね、タイガさん先輩です!」
リク「ハルキ…。お前、まだそんな呼び方してるのか。」
ハルキ「押忍!!」
リク「お前って奴は…。改めまして朝倉リクです!ウルトラマンジードをやらせてもらってます!」


タイガ「俺はタイガ・ノゾム。スーパーGUTSの隊長であり、久々にゼロと一体化してるんだ。君がジードか、ゼロから噂は聞いてるよ!これからゴジラを止めるために力を貸してくれないか?」
リク「もちろんです!そのために来たので!一緒に戦わせてください!」
タイガ「ああ、よろしくな!」
リク「よろしくお願いします!もちろんハルキもな!」
ハルキ「押忍!!よろしくお願いします!」
こうしてゴジラの暴走を止めるためにタイガとハルキのチームにウルトラマンジードこと朝倉リクも加入することになるのだった。








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