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ゴジラVSウルトラマンゼロfeat.ゼット第1話「破壊神VSウルトラマンゼロ!」

よう、皆久しぶりだな!俺の名前はゼロ、ウルトラマンゼロだ!

ところでお前達は、俺達ウルトラマンが戦っている世界とは別の世界、所謂多元世界の話を信じるか?まあ、人によってはアナザースペースやアナザーワールドと言う場合もあるがその世界でもう1つ聞きたいことがあるんだ。その世界には怪獣がいて怪獣同士で戦う世界があると言ったらどうする?そこまで行くと信じない奴もいるだろ?でもな、ここまでの話は全て本当の話なんだ。そして、この後する話もな。その世界にはゴジラと呼ばれる怪獣がいるんだ。もしも、この話を読んでいる人でゴジラを知っている人がいたら教えて欲しいことがあるんだ。お前達はゴジラという名前を聞いて何を想像する?地球に現れた怪獣を倒してくれる「救世主」か?それとも破壊と殺戮を繰り返すだけの「破壊神」か?もしも「救世主」だと思った人がいるならそれは俺と同じように親父から話を聞いた人達だと思う。だが、俺がこの目で見たのは「破壊神」だったんだ。だからお前達にもこの戦いを見届けて欲しいんだ。俺が、いや俺達がゴジラと戦い、その先に待つ末路を見届けるという事を。さあ、始まるぜ!準備は良いか?ブラックホールが吹き荒れるぜ!じゃあ、またな!

ここはM78星雲光の国。そこにいたウルトラセブンは実の息子であるウルトラマンゼロを呼び出すのだった。
ゼロ「俺をこんな所に呼び出して何の用だよ、親父!」
セブン「来たか、ゼロ。」

ゼロ「来たかって親父が呼んだんだろうがよ!それで、何の用なんだ?」
セブン「聞いて驚くな、息子よ。ゴジラが復活した!」
ゼロ「ゴジラだと?それって親父が昔、俺に見せてくれた本に書いてあった怪獣じゃねぇかよ!」
セブン「ああ、そうだ。だが、あれは俺が昔目撃したゴジラだ。」
ゼロ「昔?って事は今、地球にいるゴジラは違うってのかよ?」
セブン「ああ。だからお前に地球に降りてゴジラを止めて欲しいんだ。」
ゼロ「分かった。親父がそこまで危険って言うなら地球に降りてぶっ飛ばしてやるよ、ゴジラをな!」
セブン「ありがとう。本当は俺が行けばいいんだろうが今、俺は光の国を離れる訳にはいかない。だからお前に戦って欲しいんだよ、破壊神と化したゴジラとな。それから地球に降りるなら人間の体を借りると良い。」
ゼロ「分かったよ!丁度地球に降りて様子を確認したい奴もいるしな。じゃあ、行ってくるぜ!」
セブン「頼んだぞ、我が息子よ!」
そう告げたゼロは光のスピードで地球に向かって光の国から出発したのだった。

ゼロ「久々に来たな、地球。確かあいつはスーパーGUTSにいるって言ってたよな?」
そんな事を思い出していたゼロは、スーパーGUTSの基地に実体化して降り立つのだった。
ゼロ「おい、タイガ!タイガ・ノゾム!久々に会いに来てやったぜ!」
タイガ「え?ゼロ?こんな所で何やってるんだよ!」

ゼロ「何やってるんだってお前に会いに来たんだよ!」
タイガ「会いに来たってハイパーゼットンはもう倒しただろ?」
ゼロ「それはそうなんだけどよ、またお前の力が借りたくてな。」
タイガ「なんで?」
ゼロ「お前だって知ってるだろ?この世界にゴジラがいることを。」
タイガ「確かに知ってるけどさ。俺達の戦闘機を木っ端微塵にしやがったから対処に困ってたんだよ。」
ゼロ「だからまた俺と一体化してゴジラと戦おうぜ!」
タイガ「だからなんで俺なんだよ!」
そんな事をタイガとゼロが言い合いをしていた背後で雄叫びと共にゴジラが姿を現したのだった。

ゴジラ「ギャオーン!」
ゼロ「来やがった!早く判断しろ!タイガ!」
タイガ「分かったよ!来い、ゼロ!」
ゼロ「よっしゃあ!行くぜ、タイガ!」
そしてタイガと数年ぶりに一体化を果たしたゼロは、タイガにウルトラゼロアイを託すのだった。そして、タイガがウルトラゼロアイを装着すると共に再びウルトラマンゼロは巨大化したのだった。
タイガ「ゼロー!!」

ゼロ「俺はゼロ、ウルトラマンゼロ!さあ、ブラックホールが吹き荒れるぜ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼロ「俺がそんな事で怯むと思うなよ!」
そう告げたゼロがゴジラに向かって走り出した次の瞬間、巨大な尻尾がゼロに直撃したのだった。
ゼロ「な、なんだと。これがゴジラの力か!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、ゼロが体勢を立て直そうとした次の瞬間、ゴジラの背鰭が光り出すと共に放射熱線を吐くのだった。
ゼロ「だったら俺だって!ワイドゼロショット!」
ぶつかり合う放射熱線とゼロの必殺技であるワイドゼロショット。しかし、最後はゴジラが押し返すと共にゼロに大ダメージを与えたのだった。
ゼロ「なめやがって!だったらこいつでどうだ!」
そう叫んだゼロは、ゼロスラッガーから繰り出される連続攻撃を繰り出すが、ゴジラの体には傷一つなかった。
ゴジラ「ギャオーン!」
そして雄叫びと共に近づいてきたゴジラのタックルをくらってゼロは吹き飛ばされてしまうのだった。
ゼロ「ふざけやがって!なんなんだ、あの力は!」
そんな事をゼロが話している内にゴジラは2発目の放射熱線を放つのだった。
ゼロ「来やがった!だったらダイナ、コスモス!お前らの力を借りるぜ!」

ストロングコロナゼロ「ガルネイトバスター!」
ゴジラ「ギャオーン!」
再びぶつかり合う放射熱線とガルネイトバスターだったが、ゴジラの放射熱線の威力には適わず再び吹き飛ばされると共にゼロのカラータイマーは光り始めるのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ストロングコロナゼロ「お前に強烈な一撃をくらわせてやるぜ!ストロングコロナアタック!」
そして、ゴジラの尻尾を交わすと共にストロングコロナゼロのもう1つの必殺技であるストロングコロナアタックをくらわせるのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ストロングコロナゼロ「こいつをくらえ!ガルネイトバスター!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、畳み掛けるかのようにガルネイトバスターをくらったゴジラは倒れそうな所を踏ん張っていたが再び尾鰭が光り出すと渾身の放射熱線を放つのだった。
ストロングコロナゼロ「これで終わりだ!ガルネイトバスター!」
そして、お互いに渾身の力を振り絞って放った放射熱線とガルネイトバスターがぶつかり合うことで発生した爆発の中で立ち上がっていたのはゴジラだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、まるで勝ち誇ったかのように雄叫びを上げながら海に帰っていくゴジラを見届けたストロングコロナゼロは、ウルトラマンゼロの姿に戻ると共にタイガは地面に倒れていたのだった。
ゼロ「大丈夫か、タイガ?」
タイガ「まあ、なんとか。ゼロ、俺達だけじゃゴジラに勝てないから仲間を呼ぶしかないぜ?」
ゼロ「それなら心配ないぜ、タイガ。活きのいい俺の弟子がもうすぐやって来るからよ!」
そう告げたゼロの声に呼応するかのように光の国からもう1人のウルトラマンが地球に向かっていたのだった。


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