ゴジラVSウルトラマンゼロfeat.ゼット第2話「ゴジラの暴走を止めるためにゼロの弟子、ウルトラマンゼットがやって来た!」
前回のあらすじM78星雲光の国で待機していたウルトラマンゼロは、父親であるウルトラセブンに呼び出されるのだった。そして、その呼び出された理由を聞いたゼロは驚愕を受けるのだった。その理由がなんとかつてセブンから読み聞かせられていた本に登場したゴジラが復活を果たしたのだった。そして、そのゴジラを止めて欲しいと頼まれたゼロは復活を果たしたゴジラがかつての「救世主」ではなく「破壊神」として街を破壊しているということを聞くのだった。そのため、ウルトラ警備隊の任務から離れられないセブンの代わりにゼロが地球に降下してゴジラの暴走を止めるという任務を引き受けるのだった。そして、数年ぶりに地球にやって来たゼロはスーパーGUTSの基地にいるタイガ・ノゾムに会いに行くのだった。そして、タイガもまたゴジラの魔の手によって戦闘機を次から次へと破壊されていることを聞いた事からゼロはタイガにもう一度一体化を果たして共にゴジラと戦って欲しいと頼むも、昔のようにタイガは躊躇うのだった。しかし、その後ろで姿を現したゴジラが攻撃をしようとした事から再度説得されたタイガはゼロと一体化を果たしてゴジラと戦うのだった。しかし、タックルや尻尾による攻撃に苦戦したゼロはダイナとコスモスの力を貰った事で変身することが出来るようになったストロングコロナゼロに姿を変えてガルネイトバスターを使って反撃したもののダメージを対して与える事は出来ずに敗れてしまうのだった。そして、タイガはゼロに仲間を呼ぶように告げるとゼロもまた光の国から自身の弟子がやって来ることを宣言したのだった。
タイガ「それでゼロ、お前の弟子はいつ来るんだよ?」
ゼロ「ほら来たぜ、タイガ!あいつが俺の弟子だ!」
ウルトラブレスレットの中でゼロがそう叫んだ次の瞬間、空から青い体のウルトラマンが急降下すると共に地上に着陸したのだった。
ゼット「ゼロ師匠!お久しぶりですってあれ?そんなに小さかったでしたっけ?」
ゼロ「何言ってるんだよ、お前の方が大き過ぎるんだよ、ゼット!それにしても本当に久しぶりだな!」
ゼット「はい!あ、そうだ!ゼロ師匠って人間と一体化してるんですよね?」
ゼロ「ああ、今はな。」
ゼット「実は俺もまだ一体化したままなんですよ!だから久々に地球に召喚しますね!」
ゼロ「人間の事を召喚だなんて言ってもいいのか…?」
次から次へと発せられるゼットの謎の言葉に戸惑いながらもウルトラブレスレットの中にいるゼロは困り果てていたのだった。
ゼット「出て来い、ハルキ!」
そう叫んだゼットが姿を消すと代わりに隊服を着た青年が姿を現したのだった。
ハルキ「久々に帰ってきたな、地球!ん〜、やっぱり空気が美味しいや!あ、すいません!自己紹介が遅れましたね!ナツカワ・ハルキっす!今はこうしてゼットさんと一緒に行動しながら銀河の平和を守っているっす!」
この青年こそウルトラマンゼットに変身するナツカワ・ハルキ。ストレイジのパイロットとして活動していたが、宇宙怪獣に襲撃された後でゼットが一体化を果たしたことから一命を取りとめ、その後はゼットと共に宇宙怪獣や侵略者と戦っていた。そして、ストレイジのメンバーの元からゼットと離れる際には「盆と正月には帰ってくる」と告げて宇宙に旅立ったが、今回は盆でも正月でもない春真っ只中に帰ってきたのだった。
タイガ「俺はタイガ・ノゾム。今は訳あってスーパーGUTSに所属しながらまたゼロと一緒に行動してるんだ、よろしくな!」
ハルキ「はい!タイガさん先輩!よろしくお願いします!」
タイガ「いや、さんか先輩のどちらかでいいぜ。」
ハルキ「いえ、タイガさん先輩はタイガさん先輩なのでそう呼ばさせていただきます!」
タイガ「そ、そうか…」
そんな返事をしたタイガはまた不思議な人物がウルトラマンになったもんだと考えたもののあえて口に出さなかった。
タイガ「ところでハルキはゴジラの事、知ってるか?」
ハルキ「はい、知ってますよ!とはいえ知ってると言ってもゼットさんから聞いただけなんですけどね!」
タイガ「やはりそうか。俺も…というか俺は破壊神になってこの世界に現れたゴジラの事を知ってるんだが、ゼロは父親であるウルトラセブンから聞いた救世主のゴジラしか知らなかったみたいなんだ。」
ハルキ「なるほど!そうだったんですね!」
そんな事を話していたタイガの通信機に情報が入り込んできたのだった。
スーパーGUTS隊員「隊長!ゴジラが出現します!」
タイガ「何?どこにだ!」
スーパーGUTS隊員「それが…」
タイガ「どうした!」
スーパーGUTS隊員「私達も皆さんもいる所、つまり再びスーパーGUTSの基地に現れます!」
タイガ「なんだと!また、またここを狙うというのか!核物質など一切ないのに!」
ハルキ「タイガさん先輩!ここは俺とゼットさんに任せてください!」
タイガ「良いのか?ハルキ!」
ハルキ「押忍!だからタイガさん先輩は下がっててください!」
タイガ「分かった!だが、くれぐれも無茶はするなよ、ハルキ!」
ハルキ「押忍!」
タイガの呼びかけに答えたハルキはウルトラゼットライザーを起動すると共にインナースペースに飛び込むのだった。
『HarukiAccessGranted.』
ハルキ「宇宙拳法、秘伝の神業!」
ハルキ「ゼロ師匠!セブン師匠!レオ師匠!」
『Zero.』
『Seven.』
『Leo.』
ハルキ「押忍!!」
ゼット「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーット!」
ハルキ「ウルトラマン!ゼーット!」
「デヤッ!」「デュワッ!」「ィヤァッ!」
「UltramanZAIphaEdge.」
ゼット「一気に行くぜ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、遂に向かい合ったウルトラマンゼットとゴジラ。やはりと言うべきか先に攻撃を仕掛けてきたのはゴジラだった。すぐに尾鰭が光りだして口から放射熱線を発射したのだった。
ハルキ『ゼットさん!来ました!』
ゼット「分かってる!お前の攻撃、俺が止めてやるぜ!ゼスティウム光線!」
そして遂にぶつかり合ったゴジラの放射熱線とゼットのゼスティウム光線。しかし、ゴジラの放射熱線の勢いを止めれなかったゼットは吹き飛ばされてしまうのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ハルキ『ゼットさん、来ましたよ!』
そして、ゴジラの尻尾が襲いかかってきた為にハルキから指示を受けたゼットはゼットスラッガーを稲妻状のエネルギーで連結させてヌンチャクのように使うアルファチェインブレードを発動したのだった。
ゼット「一気に行くぜ!アルファチェインブレード!」
そしてゴジラの尻尾をジャンプで交わしたゼットはアルファチェインブレードでゴジラに強烈な一撃を叩き込むのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
しかし、一瞬倒れかけたものの何とか踏ん張ったゴジラは再び尾鰭を光らせると共に放射熱線を至近距離でゼットに浴びせるのだった。
ゼット「ウワーッ!」
ハルキ『ゼットさん!』
ゼット「なめやがって!ゼスティウム光線!」
そして再びゼスティウム光線をゴジラに向けて放つも、ゴジラには傷一つつかなかった。するとゼットがハルキに対してこんな提案をするのだった。
ゼット「ハルキ、パワーにはパワーで対抗するぜ!ベータスマッシュだ!」
ハルキ『押忍!!』
そして、ゼットはウルトラゼットライザーを使って再びインナースペースに突入するのだった。
ハルキ「真っ赤に燃える、勇気の力! 」
ハルキ「マン兄さん!エース兄さん!タロウ兄さん!」
『Ultraman.』
『Ace.』
『Taro.』
ハルキ「押忍!!」
ゼット「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーット!」
ハルキ「ウルトラマン!ゼーット!!」
「ヘェァッ!」「トワァッ!」「タァァッ!」
『UltramanZBetaSmash.』
ゼット「ウルトラマーン!ゼェーット!ベータスマァーッシュ!」
そして、ベータスマッシュへと姿を変えたゼットは強烈なスワローキックをゴジラにくらわせ、吹き飛ばしたのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼット「さあ、第2ラウンドと行くぜ!」
ハルキ『でもゼットさん、あと一分半しかないですよ。』
ゼット「だったら一気に決めるまでだ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、ゴジラが3発目の放射熱線を放つも、ゼットも斜め垂直に繰り出し三日月状のカッター光線を放つベータクレセントスラッシュを放つのだった。
ゼット「何度も同じ手は食わないぜ!ベータクレセントスラッシュ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして、ベータクレセントスラッシュを食らったゴジラは怒りを爆発させながらゼットに向かって走り出したのだった。そして、それに立ち向かうためにゼットも走り出し、お互いにつかみ合うと共に力比べをするのだった。すると、ゼットの首にゴジラが噛み付いた次の瞬間、ゼットのカラータイマーは点滅し始めたのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼット「クソっ!ハア、ハア。なんとしてでも離さないつもりか!だったら根性でぶっ飛ばす!」ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!
ハルキ『ゼットさん?』
ゼット「ハルキ、気合い入れろよ!」
ハルキ『押忍!!』
そして、ハルキと心を通わせたゼットはゴジラを持ち上げて上空に放り投げると落ちてくるタイミングを見計らって必殺技の態勢に入るのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼット「今だ!ゼスティウムアッパー!」
上空から落ちてきたゴジラに対してゼスティウムエネルギーをまとった拳から発動するゼスティウムアッパーを放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!ギャオーン!」
ゼット「まだやるのか!」
ハルキ『ゼットさん、ゴジラが帰っていきますよ!』
ゼット「よっしゃー!」
ゼスティウムアッパーを食らってもなお立ち上がって威嚇をしてきたゴジラに攻撃を仕掛けようとした矢先、ゼットに背を向けて海へとゴジラは姿を消したのだった。
タイガ「よくやったな、ハルキ。それからゼット!」
ゼット「シュワッチ!」
だが、このウルトラマンとゴジラの人類の未来と希望をかけた戦いは始まりに過ぎなかった。次に現れるのはこの戦いから数日後。静岡にある井浜原発だった。しかし、そこに現れたウルトラマンはゼロでもゼットでもないあのジーッとしててもどうにもならないあの男が変身するウルトラマンだった。
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