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ゴジラVSウルトラマンゼロfeat.ゼット第4話「神出鬼没のあの隊長がゴジラ討伐に動き出す!」

前回のあらすじウルトラマンゼットとの戦いで負傷した傷を癒すためにゴジラが人々の目の前から姿を消して数日後。人々はゴジラという人類にとって史上最大の恐怖の象徴の存在を日に日に忘れていたものの静岡にある長浜原発に突如としてゴジラが姿を現したためにウルトラマンゼロことタイガ・ノゾムはウルトラマンゼットことナツカワ・ハルキと共にスーパーGUTSホークに乗って長浜原発に急行した。そして長浜原発に辿り着いたタイガとハルキが見たのはウルトラマンジードこと朝倉リクの姿だった。そしてゴジラの暴走を止めるためにジードに変身して戦いを挑んだリクはゴジラの攻撃や放射熱線に対して一時は苦戦をしたもののプリミティブやソリッドバーニングといったフュージョンライズを使ってゴジラを追い詰めるだけでなく再び撤退したゴジラを見たジードはリクの姿に戻り、タイガやハルキと交流を果たすと共にゴジラ討伐軍への参加を承諾したリクを加えたタイガ率いるスーパーGUTSの別動隊はウルトラマンを自身以外あと2人加えたことにより三大ウルトラマンの力でゴジラの暴走を止めて討伐するという気持ちを一層大きくしたのだった。一方その頃、長浜原発から逃げ出したゴジラが次に向かったのは首都、東京である事を誰も知らなかった。

タイガ「とりあえずゴジラの反応がまたなくなったか。」

ハルキ「そうっすね!タイガさん先輩!でもまた何処かの海を泳いでるって感じなんですかね?リク君先輩はどう思います?」

リク「そうだな。でもあんな一撃でわざわざ怯んで撤退したって事はまだハルキとの戦いで負った傷が完全に復活していなかったって訳だよな?それなのに原発にある核エネルギーを破壊したいがためにあそこに現れて俺と戦った。もしもそれがゴジラにとって想定外だったとしたら今頃、海で完全な力を取り戻そうとしているのかもしれないと俺は思うんだよな。」
ハルキ「なるほど!さすがはリク君先輩!確実性がありますね!」
リク「お前な…」
そんな事を話しながら再びゴジラ捜索を開始したスーパーGUTSホークの機内に思いがけない人物が姿を現したのだった。
?「相変わらずお前の声は響くな。せっかくこの機内で身を潜めながら怪獣王、いや破壊神ゴジラの最期をこの目で見てやろうと思ったのによ。」
タイガ「誰だ、あんたは?」
リク「嘘でしょ?なぜあなたがここにいるんですか?」
ハルキ「そんな…あんたはヨウコさんやユカさんを守るために残るって言ったじゃないですか!なのになんでスーパーGUTSホークにいるんですか!ヘビクラ隊長!」
ヘビクラ「よう、久しぶりだな。ハルキ!」

リク「まさかあなたまでこの戦闘機に乗っていたとは。驚きです!でも、何時どうやって乗り込んだんですか?」
ヘビクラ「ハルキがゴジラとの戦いを終え、この戦闘機に乗る時からずっとな。」
ハルキ「え?あの頃から個室に隠れてたんですか?」
ヘビクラ「ああ、そして再びお前らがゴジラを探し始めたタイミングを見計らって出てきたというわけさ。」
リク「なるほど。」
タイガ「昔話に花を添えるのは良いんだが、俺にも紹介してくれないか?事と場合によっては部外者には出て行ってもらわないと行けなくなるからな。」
ヘビクラ「ほう、あんたがこの戦闘機の隊長さんか。」
タイガ「そうだが。」
ヘビクラ「ハッ、俺に比べて口が悪すぎる。あんたは本当に隊長に値する器なのか?」
タイガ「なんだと!」
ハルキ「ちょっと!ヘビクラ隊長、やめてくださいよ!」
ヘビクラ「なんだ、ハルキ。お前まさかあいつの肩を持つつもりか?」
ハルキ「いや…そうじゃなくて…」
リク「タイガさんも落ち着いてください!」
タイガ「リク、同じウルトラマンとして俺か一般人のあいつか、どちらが正しいと思う?」
リク「いや、どちらと言われても…」
ハルキ「どちらでもいいじゃないっすか!スーパーGUTSホークに乗った段階で俺たちは仲間でしょ?ここでいがみ合ってどうするんすか?その間にゴジラの被害が増えたらどうするんすか?」
ヘビクラ「確かに今回ばかりはお前の言う通りかもな。」
タイガ「まさかハルキに説教されるとはな。最近のウルトラマンは怖いぜ。」
ハルキ「何言ってるんすか、お二人の方が俺なんかよりスゴイですって!」
リク「ハルキ、ありがとう。お前がいなかったらきっとこのチームは解散してたと思うよ。」
ハルキ「いえいえ!とんでもないお言葉、ありがたいっす!」
一触即発になりそうだったタイガとヘビクラの間を取り持ち、2人を説教したハルキのお陰でなんとか平穏を保ったスーパーGUTSホークにハイパーGUTSから通信が入るのだった。
隊員「隊長、今どこにいますか?」
タイガ「今か?今は東京湾の上を飛んでるぞ。」
隊員「東京湾の上?今すぐ逃げてください!」
タイガ「どうした?まさか、奴が来たのか!」
隊員「はい。この熱源反応、間違いありません!ゴジラです!」
隊員からの報告を受けた次の瞬間、盛り上がりを見せた東京湾からゆっくりとゴジラが姿を見せたのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」

そして雄叫びと共にゆっくりと立ち上がったゴジラはスーパーGUTSホークに向けて放射熱線を放つのだった。
タイガ「急速回避!!」
そして、なんとか放射熱線を交わしたスーパーGUTSホークの中ではヘビクラがハルキにある事を頼むのだった。
ヘビクラ「ハルキ、ドアを開けろ。」
ハルキ「何をする気ですか?ヘビクラ隊長!」
ヘビクラ「俺が直々にゴジラを止める。」
タイガ「無茶だ!お前じゃどうすることも出来ないんだ!」
ヘビクラ「さあ、そいつはどうかな?」
不敵に笑いながらヘビクラは懐からダークゼットライザーを取り出したのだった。
リク「それは!」
ハルキ「でもそれはもう消滅したって話してたじゃないですか?ヘビクラ隊長!」
ヘビクラ「ああ。俺もそう思ったんだけどな、お前やリクがゼットライザーを持っているからこそ俺の元にも帰ってきたんだろうな。まあ、だから見ておけ。ストレイジ隊長、ヘビクラ・ショウタの戦いをな!」
そう叫んだヘビクラはダークゼットライザーを起動してインナースペースに飛び込むのだった。
ヘビクラ「さて、久々に行くか。」
『HebikuraAccessGranted.』
ヘビクラ「ゼットンさん、パンドンさん、マガオロチ」
『Zetton.』
『Pandon.』
『Maga-Orochi.』
ヘビクラ「お待たせしました。闇の力、お借りします!」
『Zeppandon.』

ゼッパンドン「さあ、楽しませてくれよ。ゴジラ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして雄叫びと共に尻尾で強烈な一撃を放ったゴジラの尻尾を叩き落としたゼッパンドンは強烈な一撃を叩き込むのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼッパンドン「チッ、あの一撃だけじゃお前にダメージを与えれないって訳か。」
そんな事を話している内にゴジラの尾鰭が光ると共に放射熱線をゼッパンドンに向けて放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」

ゼッパンドン「ウワーッ!俺のバリアを出す前に直撃してくるとはな。だが、俺だってこんな技があるんだよ!くらえ、ゼッパンドン撃炎弾!」

そしてゴジラに対してゼッパンドンは必殺技であるゼッパンドン撃炎弾を放つとその攻撃を食らったゴジラは倒れ込む寸前で再び尾鰭を光らせて放射熱線を放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼッパンドン「何度も同じ手を食らうと思うなよ!」
そしてゼッパンドンシールドをなんとか張り出す事に成功したゼッパンドンは再び必殺技であるゼッパンドン撃炎弾を放つのだった。
ゼッパンドン「もう一発喰らえ!ゼッパンドン撃炎弾!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そして2発目のゼッパンドン撃炎弾を喰らい、動かなくなったゴジラの様子を見に行ったゼッパンドンだったがゴジラはまるでその時を待っていたかのように強烈な一撃を放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼッパンドン「グハッ!せっかくグロッキーかどうか見に来たのにこのザマかよ。」
そしてビルに吹き飛ばされたゼッパンドンに対してゴジラは再び尾鰭を光らせて強烈な放射熱線を放つのだった。
ゴジラ「ギャオーン!」
ゼッパンドン「ウワーッ!ハア、ハア。またゼッパンドンシールドを放つ前に食らってしまった。だったらこの力でお前に引導を渡してやる!」
そう叫んだヘビクラはゼッパンドンの中で再びダークゼットライザーを起動してインナースペースの中に入るのだった。
ヘビクラ「ゴルザさん、メルバさん、超コッヴさん」
『Golza.』『Melba.』『SuperC.O.V』
ヘビクラ「お待たせしました。闇の力、お借りします!」
『Tri-king.』

トライキング「さあ、攻撃してみろ!」
ゴジラ「ギャオーン!」
そしてゴジラは怒りに身を任せて急接近して噛み付いてきたものの至近距離でゴルザの額から放つ超音波光線を喰らい、ゴジラは吹き飛ばされたのだった。
ゴジラ「ギャオーン。」
トライキング「さあ、お次はこれだ!ハアッ!」
そして今度は頭の上にあるメルバの目から放つ怪光線を食らったゴジラは動けなくなるもののなんとか立ち上がり視線をトライキングに向けるのだった。
ゴジラ「フーッ、フーッ、フーッ。ギャオーン!」
トライキング「なら、こいつで終わりだ!ゴジラ!ハアッ!」
そして渾身の力で放ったゴジラの強烈な放射熱線に対してトライキングは腹部のコッヴの顔から放つ破壊光弾で対抗すると周囲は大爆発を巻き起こしたのだった。
トライキング「どうだ、参ったか。」
ゴジラ「ギャオーン!」
そしてトライキングに降参の意思があるかどうかの確認をされたゴジラはトライキングを見つめながら東京湾に姿を消し、トライキングもまた変身を解除してヘビクラの姿に戻りスーパーGUTSホークに帰ってきたのだった。
ハルキ「さすがはヘビクラ隊長!強いっすね!」
リク「まさかあなたの元にまたその力が返ってくるなんて驚きですね。」
ヘビクラ「まあな。だがお前たちのために戦えたよ。リク、ハルキありがとう!」
タイガ「感謝を述べるのはこっちの方だぜ!」
ヘビクラ「何?」
タイガ「あんたのおかげでスーパーGUTSホークは助かったんだ。これからもよろしくな、タイガ・ノゾムだ。」
ヘビクラ「フッ。こちらこそだ、ストレイジ隊長ヘビクラ・ショウタだ。よろしくな、タイガ!」
こうして一触即発の危機だったタイガとヘビクラは和解を果たすとともに共闘を誓い合うのだった。そしてこの東京湾での激闘を気に東京を舞台にしたゴジラとタイガたちの最終決戦が遂に始まろうとしていたのだった。

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