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ライダークロニクルSEASON1第8話「暴れ回るパラドを止めるため、人々を守るためにゲンム、覚醒!」

前回のあらすじ
仮面ライダーの世界に突如としてやって来たゴーカイレッドことキャプテン・マーベラス。彼は一ヶ月前自身の仲間達をかつての友であり宿敵のバスコ・ダ・ジョロキアの手によって消滅させられた。そして逃げ惑うマーベラスまでも消滅させようとした次の瞬間、目の前に現れたオーロラカーテンと共に仮面ライダーディケイドこと門矢士が姿を現し、バスコからマーベラスを救出した。そしてバスコと戦った士はマーベラスをライダーの世界に送り込むのだった。そして士が開いたオーロラカーテンを通ってライダーの世界に到着したマーベラスはザンギャックの戦艦が頭上を通り過ぎていくのを見ると戦艦を追いかけるために走り出したのだった。そんな中、ザンギャックの戦艦から地上に降り立ったバスコは与田祐希との待ち合わせ場所に向かおうとしていた大園桃子に接触したのだった。そして桃子を助けるために駆け付けたマーベラスはバスコが召喚したイーガロイドとの戦いに挑み、苦戦をしたものの最後はデカマスターにゴーカイチェンジして必殺技であるベガスラッシュでイーガロイドを倒したのだった。そしてマーベラスは桃子を心配して駆けつけた白石麻衣、梅澤美波、仮面ライダー鎧武こと葛葉紘汰、仮面ライダードライブこと泊進ノ介にマーベラスは自身の素性を明かすのだった。

キャプテン・マーベラスが紘太達に素性を明かす少し前、仮面ライダーレーザーターボこと九条貴利矢と齋藤飛鳥の目の前に突如として人間として復活を果たした仮面ライダーゲンムこと檀黎斗が姿を現した。
貴利矢「おい、神。お前何言ってんだ?バグスターとして復活したんじゃないのかよ?」

黎斗「しつこいな、君は!私はもうバグスターではない。人間でありながら神として復活を果たしたと言っているだろう、九条貴利矢!」

貴利矢「おいおい、本当にお前…人間として復活したのか?」
黎斗「しつこい男だな、君は!私は完全なる人間として…この世界に復活したのだ!ブーハッハッハ!」
貴利矢「おいおい…マジかよ…」
貴利矢は嘘ではなく本当にあの檀黎斗が人間として復活したことを理解するまでに少し時間がかかるもののなんとか納得しようとしていたが、復活を果たしたばかりの黎斗にこの世界の事を説明しなければならないと考えていた矢先、黎斗が貴利矢に尋ねた。
黎斗「それで今のこの世界はどうなってるんだ?九条貴利矢!」
貴利矢「この世界には俺達が倒したはずのバグスターが復活してるんだよ。元にギリルバグスターとも戦ったしな。」
黎斗「なるほどな。この私が姿を消してからそんな事になっていたとはな。」
飛鳥「あの…貴方は本当にいい人なんですか?」

黎斗「なんだと?」
貴利矢「あ、飛鳥ちゃん…」
飛鳥「だってそうじゃないですか。人だって言われたかと思えばバグスターだとか神だとかなんか意味わかんないし…」
黎斗「なるほどな。だがこの私、檀黎斗は今の所は君らの味方であることは保証しよう。」
飛鳥「分かりました。貴利矢さんに免じて少しは信じてみます。」
黎斗「そうか。では改めて檀黎斗だ。」
飛鳥「私は齋藤飛鳥です。よろしくお願いします。」
黎斗「ああ。」
飛鳥は貴利矢が見ている目の前で黎斗を理解する事を選びお互いに自己紹介を済ませていた。その後、いきなり黎斗は大きな声を出したのだった。
黎斗「あーーっ!」
飛鳥「ビックリした…」
貴利矢「うるせぇな!いきなりなんだよ、黎斗!」
黎斗「私は新たなガシャットを開発する事にした!」
貴利矢「また新しいガシャットか…お前は本当に開発が好きだな…」
黎斗「我々用のムテキガシャットを開発する事にしたぞ!ありがたく思え!九条貴利矢!ブーハッハッハ!」
貴利矢「ムテキガシャットって…俺達が使ってもたった10秒間しか持たなかっただろ?」
黎斗「その10秒間しか持たなかったムテキガシャットを私が改良すると言ってるんだ!」
貴利矢「そもそも出来んのかよ、そんな事。」
黎斗「神…いや人間として復活した私に不可能はない!」
そう告げて幻夢コーポレーションに向かおうとした黎斗、貴利矢、飛鳥の目の前にあの男達が現れた。
正宗「見つけたぞ、黎斗!」

黎斗「檀正宗…!」
飛鳥「誰ですか?」
貴利矢「黎斗の親父さんだ。それに黎斗よりも前にこの幻夢コーポレーションの社長をやっていた。」
飛鳥「お父さんなら仲良しなんじゃ…。」
黎斗「仲良しだと?こんな男と普通の親子になどなれるものか!あいつは俺を倒すために自ら仮面ライダーになったんだからな!」
飛鳥「え?本当なの、貴利矢さん?」
貴利矢「ああ。あいつは黎斗の父親でありそんな息子を消すために…ゲムデウスを倒すためにライダーになったのかもな。」
飛鳥「そんな…」
黎斗「だから貴様が私の目の前に立ちはだかるというのなら…貴様を絶版にしてやる!」
正宗「貴様の相手は私ではない…行け、パーフェクトパズル、ノックアウトファイターよ。」
黎斗「何?」
貴利矢「まさかあいつは!」
そして正宗に呼び出される形で仮面ライダーパラドクスことパラドが姿を現した。
パラド「よう、ゲンム。心が踊るなぁ!」

黎斗「パラド…貴様、宝生永夢はどうした?何故やつの傍から離れている!」
パラド「永夢?あいつの事なんか…どうでもいいんだよ。」
貴利矢「おい、どうしたんだよ!いつも永夢と一緒にいただろうが!パラド!」
パラド「うるさいな。永夢よりクロノスと一緒にいた方がいいからこうしたんだよ!」
そんなことを叫ぶパラドに対して黎斗と貴利矢は違和感を感じていた。
貴利矢「なあ、黎斗。」
黎斗「分かっている。パラドの目は私が覚まさせてやろう!」
そして黎斗はパラドの目の前に立ち塞がった。
パラド「お前、俺と戦うつもりか、ゲンム?」
黎斗「ああ、お前の目はこの私が覚まさせる!」
そして黎斗は腰にゲーマドライバーを装着した。
『ゲーマドライバー!』
『マイティアクションX!』

黎斗「グレード2…変身!」
『ガシャット!ガッチャーン!レベルアーップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクショーン!X!』

パラド「ゲンム、お前なんでその力を…」
そして仮面ライダーゲンムアクションゲーマーレベル2に変身した黎斗を見たパラドは驚きを隠せず問いただしたのだった。
ゲンム「それならば答えてあげよう!何故、この私がレベル2になれたのか!それは私が人間としてこの世界に復活したからだ!ブーハッハッハ!」
パラド「おいおい、マジかよ。心が踊るなぁ!本気でやり合ってお前のライフ、削ってやるよ!」
そう告げてパラドはガシャットギアデュアルを取り出した。
『パーフェクトパズル!』
『What’sthenextstage?』

パラド「変身!」
『デュアルアップ!Getthegloryinthechain!PERFECTPUZZLE!』

パラドクス「さあ、来いよ。ゲンム!」
そしてパラドは仮面ライダーパラドクスパズルゲーマーに変身した。
ゲンム「行くぞ、パラド!」
そしてパラドクスに向かって走り出したゲンムは強烈なパンチを繰り出すがパラドクスはそのパンチを受け止めたのだった。
パラドクス「おいおい、こんなもんか?ゲンム。ハアッ!」
そしてパラドクスはパンチとキックのコンビネーションでゲンムを吹き飛ばしたのだった。
ゲンム「グハッ!」
貴利矢「おいおい、大丈夫かよ黎斗!しっかりしやがれ!」
ゲンム「黙れ、九条貴利矢!この私がこんな奴に苦戦するわけないだろ!」
そう告げて立ち上がったゲンムはガシャコンブレイカーを召喚した。
『ガシャコンブレイカー!』
ゲンム「これならどうだ、パラド!ハアッ!」
そしてゲンムはガシャコンブレイカーソードモードによる斬撃を繰り出すとその動きを回避できなかったパラドクスは斬撃を食らって怯むがすぐに体勢を立て直した。
パラドクス「ゲンム…お前のライフゲージは2つも削ってんだぜ?いい加減諦めろ!」
『透明化!』
そしてパラドクスは透明化のアイテムを使って背後に回るもののまるでそれを狙っていたかのようにゲンムは高笑いをしたのだった。
ゲンム「ブーハッハッハ!お前がどこにいるか手に取るように分かるぞ、パラド!」
『ガッチャーン…』
ゲンム「喰らえ!ハアッ!」
そして背後にいるパラドクスをガシャコンバグヴァイザーのビームモードによる一撃を放った。
パラドクス「ウワーッ!や、やるな…ゲンム!」
ゲンム「これで終わりだ!パラド!」
そしてゲンムはプロトマイティアクションXガシャットをキメワザホルダーに装填した。
『ガシャット!キメワザ!マイティクリティカルストライク!』
ゲンム「ハアーッ!」
パラドクス「ならこっちだって!」
『伸縮化!ジャンプ強化!キメワザ!パーフェクトクリティカルコンボ!』
パラドクス「ハアーッ!」
そしてゲンムの必殺技であるマイティクリティカルストライクと伸縮化とジャンプ強化のアイテムを使ったパラドクスの必殺技であるパーフェクトクリティカルコンボがぶつかり合い、周囲に大爆発を巻き起こすがやはりレベルの差なのか立っていたのはパラドクスだったが何故かゲンムは笑っていた。
パラドクス「これで分かったろ?ゲンム、お前じゃ俺には勝てないってな。」
ゲンム「ハハハ。ブーハッハッハ!」
パラドクス「何がおかしい、ゲンム?貴様のライフゲージは残り5つしかないんだぞ!」
ゲンム「残り5つのライフしかないとしても…私にはまだ反撃の力があるのだ!」
そしてゆっくりと立ち上がったゲンムはゲーマドライバーを閉じると共にシャカリキスポーツガシャットを取りだした。
パラドクス「おいおい、マジかよ…しつこいやつだな、お前は!」
ゲンム「当たり前だろ!私は不滅でありながら…しつこいのだ!ブーハッハッハ!」
『シャカリキスポーツ!』

『ガシャット!』
ゲンム「グレード3・・・」
『ガッチャーン!レベルアーップ!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーン!アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカッとリキッとシャカリキスポーツ!』

そしてゲンムはシャカリキスポーツガシャットを使ってスポーツゲーマーレベル3に変身した。
パラドクス「はあ、付き合いたくないが…仕方ない。」
『ノックアウトファイター!』

『TheStrongestfist!“Round1”Rock&Fire!』
パラドクス「大変身!」
『DUALUP!』
『ExplosionHit!KNOCKOUTFIGHTER!』

そしてパラドクスはファイターゲーマーレベル50に変身した。
パラドクス「心が踊るな!ゲンム!」
そしてパラドクスは強烈なパンチを放つがゲンムは肩に装着されたトリックフライホイールをパラドクスに投擲した。
ゲンム「レベル3の私にレベル50の貴様が負ける時が来たな、パラド!ハアッ!」
パラドクス「舐めんなよ、ゲンム!」
そしてパラドクスは投擲されたトリックフライホイールを炎を纏ったナックルで撃ち返した。
ゲンム「甘いな、パラド!ハアッ!」
そしてゲンムは再びトリックフライホイールをパラドクスに投擲すると1つは打ち返せたがもう1つは食らってしまった。
パラドクス「グハッ!舐めやがって!ゲンム!ハアッ!」
そしてパラドクスはナックルからゲンムに炎を放った。
ゲンム「ウワーッ!」
パラドクス「ゲンム…これでお前のライフは3だ!」
ゲンムは胸のライフゲージがあと3つとなり点滅していることに焦りを覚えた。
ゲンム「なら次で決着だ、パラド!」
そう告げてゲンムはシャカリキスポーツガシャットをキメワザホルダーにセットした。
『ガシャット!キメワザ!シャカリキクリティカルストライク!』
ゲンム「ハアーッ!」
トリックフライホイールをブーメランのように投げて攻撃するシャカリキクリティカルストライクをゲンムはパラドクスに放つも、パラドクスも必殺技の態勢に入った。
『キメワザ!ノックアウトクリティカルスマッシュ!』
パラドクス「喰らえ!ハアーッ!」
パラドクスは拳に炎を纏わせて強烈なパンチを放つノックアウトクリティカルスマッシュをトリックフライホイールを躱してゲンムに叩き込むと大爆発を起こした。
パラドクス「やったか…何?」
ゲンム「残念だったな、パラド。私のライフは残り…1だ!」
パラドクス「まじかよ…はーあ…やる気失くした…帰るわ」
そう告げてパラドクスは姿を消し、ゲンムは変身解除した。
貴利矢「黎斗…」
黎斗「これで良い。さあ、幻夢コーポレーションに行くぞ。私達のムテキガシャットを作りにな!」
貴利矢「分かったよ!飛鳥ちゃんはどうするんだ?」
黎斗「連れて来たければ勝手にしろ!」
貴利矢「じゃあ…行くか?」
飛鳥「はい。」 
こうして3人は幻夢コーポレーションへと向かうのだった。
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