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【コラボショートショート?】脳内課長会議

このショートショートは、半分フィクションです。

さくらゆきと海宝課長は、今日もコラボ小説「ただよふ」について脳内会議をしていた。

さ「課長、本編の間に小山番外編挟みたいのですが…」

海「だめです!誰が70歳の僕が延々とデレている話を読みたがるんですか。誰も得しないし、寧ろ僕が損しています!」

さ「えー、私は読みたいですが…」

海「絶対に駄目です。澪さんにドン引きされます…」

さ「今更、それは無いと思いますけど…」

海「第一、急に主人公たちが年取って登場してきたら、原作のmay_citrus様と『ただよふ』の読者様が困惑するでしょう?」

さ「う…それは…」

海「ほら、言い返せない」

さ「やっぱり駄目ですか…」

海「猪突猛進にも程があります。本編の続きを書いてください」

さくらゆきは、紙とペンを取り出した。

さ「課長依頼のもう一枚『澪姫』…描かなくても良いなら諦めます」
※以前、課長には澪さんの浴衣姿を依頼されていた。

海「それとこれとは、別の話でしょう」

さ「さあ、どうします。」

海「…分かりました。『澪姫』は自分で描くことにします…絵はあまり得意ではないのですが」

さ「…課長、あんなに家事を器用にこなすのに、絵は苦手なんですか?」

海「どちらかといえば、写真を撮る方が好きですね…一瞬を切り取るのが弓道と通じるものがあります」
※海宝課長は学生時代に弓道部だった。

さ「なるほど…そうなんですね。ところで、課長」

海「何でしょうか」

さ「澪さん依頼の絵、初期課長バージョンで描いていいですか?」
※海宝課長の設定画は2種類ある。

海「…さくらさん、何を依頼されたのかは知りませんが、澪さんに甘くないですか?」

さ「気のせいです」

海「まぁ、どちらも僕には違いないのでしょう?さくらさんの好きに描いたら良いです」

さ「ありがとうございます!」

海「『猪突猛進』と書いて、キケンジンブツと読む…」

さ「今、何か言いましたか?」

海「いえ、何も。気のせいでは?」

こうして、脳内会議は「ただよふ」連載終了まで続くのであった。


次回は、番外編ではなく21話です(*^^*)


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