思想の重量について

ミニノートでは、ちょっとした考え事について、書いてみたいと思います。

1.思想の重量について

人は成長するごとに知識や記憶や思想が増えていく。本ならば冊数が増えるが、人やKindleは思想が増えたからといって、重量が増えるわけではない。自動で圧縮する機能があるのだろうか。そして魂やクラウドにまとめられているのだろうか。人はもしかしたら雲の上に行けば実際にそれまでの人生を振り返ることになっているのかもしれないが、生きている間、知識や記憶が体重を増やすことはない。私にはそれが不思議だ。

自分の人生のドライブレコーダーを持って、死後の世界で神様と一緒に見たりするのではない
だろうか。次、どうする? なんて聞かれながら。

または、神はやはり人間の想像の産物で、これまで本当に人間だけの力でやってきたのかもしれない。以前はそう考えると、宇宙に放り出されたような、途方も無く暗く寂しい気持ちになったが、この頃はそうでもない。人間はDNAの乗り物で、より良く生きて行けるように、次のDNAに自分を伝える、無意識にそう思っているせいかもしれない。私はいま、子育てというその仕事の真っ最中だからだ。

しかしやはり思想やデータの重量についての説明にはならない。やっぱり不思議だと思う。

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