被害に遭う理由を被害者の所為にされること、‬ ‪たった一度の犯罪未遂の誤ちで人生が終わりかねないしつこい報道、処分、‬ ‪或いはテレビの視聴方法について‬

‪ さく6 It's happy Wednesday.

ハッピーではない内容ですが。

要は某アイドルにまつわるいろいろの話なんですが、公平に全体を見ていきたいと思います。

加害者がアイドルであるが故の問題が出てきているのが、私には不思議に思います。
現在は、何十年か前の、アイドルを見ただけで失神してしまうような時代ではありません。
今回の事で被害者を中傷する人々は、アイドルも人間である事を理解できていないのでしょうか。天使だとでも思っているのでしょうか。

テレビや映画などに出演していない時間は、普通の生活をしているんだと思うべきです。

(私も好きな芸能人はいますが、恋愛対象としての好意は全く無いとは言えませんが、だからと言って本気で交際したいとは思わないのです。むしろ、目の前に現れたりしたら私の嫌なところを見られてしまうし、相手の嫌なところを見てしまうかもしれません。そういう意味では絶対に直接会いたくないのです)

現状をより良い方向へ変える為には、世の中の意識の変化が必要です。
頭ではわかっていても、感情が伴わないという方も多いかもしれません。
なんてったってアイドルですからね(古い)
でも、そういう事なんですよ。

報道がしつこく続く要因は、いくつかあると思います。

まず、建前1
芸能人はたくさんの人が見ているから。

これは当然ですよね。
それほどファンだったとは言えない私だって、がっかりしました。毎週日曜のあの番組を見てましたよ。母は割と贔屓にしていたので、母が生きてるうちにこんなことにならなくて良かったとも思いました。

芸能人として有名になってしまっている以上、事務所をクビになってしまったら、他で雇って貰えない事も考えられます。この辺りの事ですよね、あまりにしつこい報道だというのは。犯罪犯したわけではない、未遂だったのにという事ですね。

また、今回はアイドルですから、10代の子ども達への影響があるわけです。憧れていた人がわいせつ行為を働いたと聞いたら、どんなに辛いでしょうか。きっと自宅に遊びに行ったというその女性も、信用しているからこそ、家に入ったはずです。

建前2
格差を想像させる。

芸能人だから何かしらの特別扱いがあるのではないか。そんな風に思わせてはいけないので、当分は戻って来れないようにしなければいけません。

本音1
視聴率の伸びる芸能人ゴシップネタはそんなにたくさんないから、しばらくそれで保たせたい。

本音2
しつこく報道する事で、それまでの政治ゴシップを忘れさせたい。

ワイドショーは、起きてしまった事件についてなんだかだらだら意見を言い合うだけで、全く建設的ではない番組です。
やる事がないなら、オレオレ詐偽についての注意喚起を毎日やったらいいんじゃないかと思います。

本音の部分もひっくるめて、どうにかする方法を私は知っています。

それはワイドショーなどのテレビ番組を、ずっと付けっ放しにしないことです。興味のある所を見たら消せばいいのです。
週刊誌を読むのは、美容院や定食屋さんに行った時だけにすればいいのです。
視聴率や売り上げが下がれば、他の事をやるしか無いはずです。

それがわかっていて見ている視聴者は、世の中について問題意識を持っているようで、持っていないという事だと思います。自分で考えて判断できないから、世論任せにする。そんな事では何かあった時には、テレビによって意識を操作されてしまうでしょう。既にそれは始まっているという危惧もあります。テレビなどは、放送局の人が見せたいところだけを流せる電化製品です。

政治についてはニュースとは取り上げ方が違うわけですから、いろいろな角度から見るという意味では、ワイドショーの視聴も必要かもしれませんが、世の中は芸能人という個人に関して興味を持ち過ぎなのではないかと不思議に思います。

また、自分で正しい判断ができない10代、とは言うものの、ワイドショーや週刊誌に、こんなに手厚く守ってもらう必要があるのかどうかという疑問があります。

もしも本当にマスコミが一般市民を過保護に守らなければ!という使命感があるのならば、何度も繰り返し報道をしたりはしません。煽りません。軽く治めてしまうはずです。

マスコミ任せになどせず、世の中の方が変わっていかねばなりません。

痴漢、セクハラ、わいせつ行為は犯罪であるという意識を徹底する必要があります。

(セクハラは犯罪ではないという意見があるようですが、見知らぬ人だろうと上司だろうと、性的な嫌がらせは同じく嫌に決まっています。しかも強要するのですから、凶悪犯罪だと思います)

間違っても、信用して行ってしまった男性宅で行為を強要され、なんとか無事に逃げ出せた事を責めてはいけません。

(なぜ男性はわいせつ行為を疑われ、簡単には信用されるべきでないのか。
当たり前な事を書きますが、それは力に差があるからです。もし、女性にも同じ力があれば、男性による痴漢やわいせつ行為は半分に減るでしょう。
また、痴漢される恐怖を受ける側になってみないとわからないという事もあるかもしれません。バスや電車、オフィスなど公共の場で一番隠しておきたい場所に触られる恐怖というのは、痴漢する側は全く気づいていないことなのだろうと思います。この世で痴漢、セクハラ、わいせつ行為をした人は、あの世で鬼から全く同じ事をされればいいと思うよ)

件の被害者は、某アイドルを恋愛対象としては考えた事もなかったのでしょう。誰か他に好きな人がいたかもしれません。その人の為に他の誰ともキスをしたくなかったかもしれません。減るもんじゃないという声が聞こえますが、減ります。無理やり行為をキスを迫られるだけでも、心が消耗します。

ちなみにこれは想像ではありません。女性の半数は(もしかしたら男性も)痴漢や性的嫌がらせや、無理やりの行為を強要されたことがあるという事です。

人間は見た目は身体でも、言動は心、または常に揺れ動く、全ては表現できない心でできています。どんな事情を抱えるどんなに偉い人でも、他の誰かに害を与えようとするべきではないのです。

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