重い話3

さく6 It's happy Wednesday.

前回までのあらすじ
これは在宅終末看護についての話です。
私の母は半年前に亡くなりましたが、生前は気管支炎拡張症で30年以上闘病してました。病気がわかった時には肋骨を切るほどの大手術が必要でした。しばらくの間は咳、頭痛、軽い腰痛、手術痕の痛みなどで辛い思いをしていましたが、調子の良い時には海外にも行けました。そのうちに酸素吸入が必要になり、さらに在宅酸素を家に置くようになりました。また、膠原病の為にステロイド剤を使うようにもなりました。

さて、2016年が明けた頃、母はひどい腰痛に悩まされていました。いつの間に骨折というやつです。病院が始まってからレントゲンを撮ってもらうと、背骨がひとつ消えていました。お医者さんがいうには、あの円柱型の骨のひとつが、ぺしゃんと潰れて無くなったというのです。そんなわけで二週間ほどは痛がっていました。以前は骨密度が高かった母なので、この頃からステロイド剤についての印象が悪くなっていきました。治したかった症状よりも副作用のミミズ腫れのような状態がひどくなってきてもいました。夏になってまた背骨が潰れ、コルセットを作ることを勧められて付けるようになりました。削った肋骨に合わせたきちっとしたもので、それがあれば立てると、頻繁に使っていました。そうやってなんとか夏を越えました。

まだ続きます。あらすじが短くできません。

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