BrunoMars

さく6 It's happy Wednesday.

初めてこの人の曲を聴いたのは携帯電話会社のCMではない。保険か何かのCMだったと思う。The Lazy Songという曲があるのだ。CMソングが、今日は何にもしないぞと宣言している。変な曲だ。しかし、すごく聴きやすい。初めて聴く曲なのに、懐かしい感じがした。例の曲だってそうだ。何度も何度も聴いたように、懐かしい。疎外感を感じない。私はよく、音楽、舞台など、本以外の文化活動に対して疎外感を感じてしまうことがよくあった。私以外の観客達は、既に打ち合わせを済ませているのではないか。ブルーノマーズに関してはそれが無いのである。いきなり聴いて拒否しないで済むなんて、ありがたかった。だって、好きかもと思って選ぶのに、一度聴いた後にやっぱり嫌いかもと思うんである。自分が信用できなくなってしまう。そんなわけで、ブルーノマーズは私にとって救世主みたいな人だ。
ただ、救世主過ぎて油断してしまった事もある。同じアルバムに少し内容が子どもには聴かせられないような曲があるのだが、言葉はわからない上に曲調が素敵な為、全くのノーマークで小学生男子と家族3人仲良く鼻歌という事態になっていた。もちろん、プリンスや岡村靖幸のような、そういう曲ですよ〜というアピールも途中で無いわけではないのだが、とにかく素敵な曲(歌詞も素敵なのに)な為、油断して失敗してしまった。後で歌詞の翻訳サイトを覗いて楽しんでいたら、この曲の翻訳に気づいて内心青くなった。外で鼻歌されたらまずい!と、子どもがいる時には用心してこの一曲だけ、うまく飛ばすようにしている。

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