平昌オリンピック

さく6 It's happy Wednesday.

こんにちは、さくらです。
平昌オリンピック観てますか?

今回は冬季で、元々スキーが好きだからというのもあるのですが、
観たい競技だけ、ではなくて一日中テレビを点けている状態です。スピードスケートもクロスカントリーもモーグルも観ています。
が、危険な競技が多いので、うまくいった演技などを録画で安心して観るのが一番好きです^ ^ どこの国の方も、怪我しないでくださいね!

そんな中で、オリンピックを観る度に毎回思ってしまうことを、再び思いました。
なぜこんなに選手が多いのだろう。
カーリングのように国別で対抗する競技や団体戦はさておき、
金、銀、銅とたった3つのメダルを奪い合う為に、同じ国からも何人も同じ競技に参加している。もちろん、たったひとりが参加する競技もある。それは出場枠の関係だろう。
失敗した時の為の補欠、或いは沢山の人に自分を見てもらいたいから。
けれども、それだけではない気がする。
そんな風にモヤモヤとした気持ちで、これまでオリンピックを見てきました。

それが、女子ハーフパイプを観て、なんとなくあれ?と思いました。途中で風が吹いて影響されてうまくできなかったりしても、笑顔が見られます。もちろん、自分に怒ったりする選手もいます。ちょっとやり過ぎたな、或いは、決まっちゃった?と舌を出してみせる選手もいます。私はこの競技が気に入って、もっと観たくなりました。
彼らはスタート前にイヤホンを片耳だけ用意して、グローブをはめてボードをきちんと固定します。それから、自分のタイミングで滑り降りて行きます。彼らの聴いている音が一緒に聴けたらなと思いました。
エアでのくるくる回るような演技の評価の他に、渋い!(一見、簡単そうで実は難しい技) カッコイイ!(自分のスタイルを貫いている)おしゃれ!(技+自分らしさの表現)と解説の方が褒めまくるので、そういった評価があるのだとも知りました。観ているだけで、非常にうきうきしてきました。軽くカルチャーショックを受けたんだと思います。
さらに、男子ハーフパイプ決勝3回目、スイスの選手を観て私のモヤモヤはすっきり晴れました。パトリック・バーグナーです。彼は実力を出し切って素晴らしい演技をしたのですが、スタート前から、どんなに頑張っても3位には届くかな、届かないだろうなという位置でした。結果も4位になったのですが、結果を知って喜びの興奮状態が少し落ち着いたくらいで、悔しそうな顔を見せませんでした。むしろ、カメラにお礼を言って去って行きました。観客はみんな、ハッピーな気持ちになったと思います。
なんというか、技だけではなくて自分らしさを表現するというところに、この競技の面白さがあるのではないかと思いました。日本の高校野球でガッツポーズが規制されていることを思い出して、非常に疑問を持ちました。

それに、金メダルでない事を責めてしまうような風潮にも。平野選手、もちろん私も応援していました。期待もしてしまっていました。逃しても、一緒に悔しがればいいと思ってましたが、実は日本の為に金メダルを取らなきゃという気持ちが、平野選手にあんな顔をさせてしまったのかなと思いました。期待し過ぎです。平野選手だって、自分の演技ができてました。素晴らしい技を決めてました。ショーン・ホワイトがもうひとつ、凄かっただけです。銀メダルだって物凄いと思うのに、平野選手は必死にふつうの顔を作ってました。
他の競技も同じだと思います。選手たちはみんな、周りの人が助けてくれたから、恩があるから、と金メダルに執着するようです。取らなくても、素晴らしい内容だったよ、と言ってあげたいです。周りは騒ぎ過ぎないで、競技を楽しんでもらいたいし、楽しみたいです。

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