佐藤初女さんの写真展を見てきました

ワコールスタディホール京都ギャラリーで開催中の

「佐藤初女」写真展 を見てきました。

佐藤初女さんの事は、映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番」で知りました。

もう30年ほど前の事です。

どうしてこの映画を見に行ったのか、今では忘れてしまいましたが、

当時見ていた雑誌「ぴあ」の映画案内でビビッと来たのだと思います。

とても心に残って、何度も見たいと思い、上映予定をみつけたら可能な限り見に行きました。

佐藤初女さんは憧れの人、というか、自分はあのようにはとても生きられないけれども

こういう人がいるのだと知っているだけで、少し生きるエネルギーを頂ける、

そういう存在でした。

「森のイスキア」へ行きたいと願いながら、まだ果たせていません。

私のようなものが行ってどうする、という思いもあります。

写真家オザキマサキさんが撮られた写真は、

佐藤初女さんと森のイスキアの日々を、その空気感も、感じさせてくれるものでした。

その場にいる人たちの時間を、このように撮って伝える事が出来るというのは

写真家というのは凄いものだと感嘆しました。

私が一番惹きつけられたのは、初女さんの小さな足を撮った写真です。

お台所で椅子に座って何か作業をされているのでしょう、その佇まいを、

靴下をはいた小さな足を撮る事で見せてくれています。

私自身は森のイスキアへは行けていませんが(そして行けないという気がしていますが)

その場所のその時間を共有できたような気持ちになる事が出来て、

とても救われました。

2018.12.09

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