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絵のちから、音楽の力

私がSNSでフォローしている方が毎日ドローイングを描いて投稿されています。
お二人いらっしゃいます。
お一人はベテランの彫刻家の方、もうお一人は若い女性の方。
彫刻家の方は朝に投稿され、女性の方は夜に投稿されています。
私がSNSの(とくにTwitter)タイムラインを眺めるのは、
ご飯を食べる時や作業にくたびれて気分を変えたい時、夜に髪を乾かしている時など。
精神的にくたびれてしまっている時は一日中眺めていたりもします。(そして更にくたびれるわけです・笑)

タイミングにもよりますが、お二人の絵を目にするのは、おおむね朝です。
朝の家事の合間であったり、ご飯を食べながらであったり、その時に目にする絵は、毎日違います。
その絵を目にする時の私の状態によって、見えるものも違います。

今朝はそのドローイングがすっと心に入ってきました。
線や色、対象を見てとらえている目。
そうだ、これが絵だったな、と、背中が軽くなりました。

最近SNSで話題になっている「音楽の力」についての記事。
https://www.asahi.com/articles/ASN1Y4WTYN1WUCVL005.html
有名な音楽家の方の気持ちは何となくわかる気はします。
感動のおしつけ、とても嫌なものです。(感動ポ●ノと言われたりもしますね)
ほんらいは、そんなものではなかった筈なのです。
音楽家の方が嫌っているのは、TVなどで「わかりやすく」まとめられちゃったものを、全員に強要する空気でしょうか。
本当はそういうものとは関係のないところで、「音楽の力」は作用していると、私は思います。
数年前に見た仙台フィルハーモニーのドキュメンタリー。
あの中に登場した人たちに起きていたことは、ほんらいの「音楽の力」だったのではないかなと、そう思います。

今朝わたしの心にすっと入ってきて、これが絵だったな、と、私を軽くなでてくれた何かも、そういうものだと思います。
「わかりやすく」まとめられない、こういうものにこそ、それが宿っているのでしょう。

<参照>
2016.7.17 クラシック音楽館 音楽になにができますか 仙台フィル復興コンサートの記録
https://matome.naver.jp/odai/2146876239315838301

※画像は 型染版画・天使の梯子

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