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人はコントロールしたがる:本能的欲求ですね^^

 特に男。だから自動車やコンピューターが好きです。(注1)
 アスリートもそう。自分の肉体をコントロールするのは快感だ。
 また、良くも悪くも他人を支配するのが好き。権力欲とはこれです。「権力は麻薬だ」と言われます。ヒトラーやスターリン、トランプは依存症です。

 そして、ある意味ではこれが最も重要な点ですが、人は自分の人生をコントロールするのが大好きです^^

注1:男に機械好きが多い理由はこれでしょうね。機械を「支配」するのは実に簡単です。
 人間相手だとそうはいかない。人間とは協調が必要だ。そしてこれに卓越した能力を持つのが女性なのです。

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 ヒトは生まれてから、ある日「手足が自由に動く」事に気付き、これの使い方を学びます。そして手足の他にも、自由に動かせる物があることも知る。例えばボールを押せば動きます。

 でも、次に「自由に動かせないもの」が有ることにも気付く。つまり多くの物体、特に「他人」です。これは強烈なフラストレーションでしょう。これをイヤイヤ期と呼ぶのかもしれません。

 しかし、その中でも「比較的自由に動く他人」がいることに気付く。「ママ」です。そしてママを自由に操ることを学習する。基本的には泣くのです。その後、言葉を使うようになります^^

 けれども、やがてほとんどの他人はママとは違うことを覚える。彼らは、自由には動かせない。そして、それらの人々も自分と同じような存在だと知るのです。しかしながら、ある程度は動かす方法がある事も知る。「交渉」です^^

 とまあ、成熟したヒトは、こんな学習経過をたどると思います。

 しかしイヤイヤ期で学習がとまった「成人」もいる。それが自己愛性人格障害です。

 彼らは物事が思い通りに動かないと、簡単に逆上します。そしていつまでもママに依存し、その依存対象はやがて妻に移る。それがモラ夫です。

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おまけ

 では、なぜヒトはコントロールしたがるのか?

 あまり深く考えてもしょうが無いです。そういう個体は、社会的動物では淘汰上で有利だったので、生き残りました。そうではない個体群は絶滅したのです^^

 またヒトは生物界では珍しく、道具を使って環境や他の動植物を(わずかながらも)コントロールする力を持ちました。
 それゆえに「コントロール欲求」を持つ個体は有利だったのです。

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 それを踏まえて考えると、ヒトのコントロール欲求は動物種の特性としては異例です。シマウマやハト、マグロやカブトムシには権力欲があるようには見えません^^

 これもたぶん進化論的な意味では、戦略として失敗例でしょう。トランプの暴走ぶりを見ると、そう思います^^;
 FBIに家宅捜索をされた米国大統領なんて、前代未聞です^^

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