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大抵の問題には解決策は存在しない。もっともらしい対策が存在するだけだ

 政策を見れば良く分かる。問題が解決することは少ない。もっともらしい対策案が実行されているだけだ。
 そして、政府は政策の効果を振り返って調べることはないので実態は不透明だが、ほとんどの問題は未解決のまま残っている。

 これは企業でもよく見られる光景だ(注1)(注2)(注3)。

注1:現実の世の中の問題は、解決がとても難しいのです。大学入試問題とは訳が違うw
 また人間社会で発生する課題は、似たり寄ったりの事が実に多い。だから容易に解決できる課題は、とっくに解決しています。残っているのは数百年に渡って未解決の問題なのです。それが繰り返し表面化している。
 貧困、人権、財政赤字、戦争、、、歴史を振り返れば、何度も何度も繰り返されている。そして解決していません^^; 

注2:ありがちなのは
 1.短期的には解決するが元に戻る。
 2.別の問題を発生させる
です。
 コロナワクチンは、短期的に有効に見えただけでした。
 また自粛は経済を悪化させました。子供の教育も大打撃を受けています。

 太陽電池が上手く稼働したのは、新品の時、気象条件に恵まれた一部の発電設備だけでした。今では、新たな環境破壊の原因になっています。

 貧困問題で最低賃金を上げれば、短期的には解決する。しかしこれは雇用の減少を招く。韓国はこれで経済が破綻しかけています。
 中国は人口が増えすぎて少子化政策を採用しましたが、今は少子高齢化です。
 日本では財政赤字を減らすために、MMTで現金をばらまく話が出ていますが、紙幣が増えればインフレで経済が悪化するでしょう。

注3:なぜそんな事になるのか?
 端的に言うと、長期的、大局的に戦略を練る責任者がいないからです。特に役人は自分の担当範囲、担当時期を凌げればそれでいい。上級幹部は3年ぐらいで異動するので、問題を3年間先送りすればOK。
 あるいは責任を他部門に押しつければ「解決」です。厚生労働省は疫病問題を経済問題に変換しました。
 もちろん政治家も同様です。次の選挙で勝てればそれで良いのです。
 大企業の経営者も10年も続ける人は、ほとんどいません。

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 しかるに、少々頭の良い人はこれに気付いている。だから問題解決を指示されても「おそらく不可能だ」と予想する。また、「もっともらしい対策案」に欠陥がある事にも気付いてしまう。だから「解決策」を提案できない。
 これはモティベーションを著しく下げ、ストレスの原因となる。

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おまけ
 頭は、ほどほどに悪い方がいいのかも^^;
「解決可能」と信じてやるにせよ、「とにかく命令だから」と闇雲にやるにせよ、頭が悪い方が幸せなのです…

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