声優さんすげえ、と言う話です😁
たまたま見た「よふかしのうた」
ヒロインは雨宮天さんという声優さん。
異様に上手い。驚きました。でも、実は私は他の声優さんを誰も知らないです。みんなこんなに上手いんですか?😅
雨宮さんの他の作品もチェックしたのですが、声の大きさ、高さ、擦過音、破裂音、間の取り方から、呼吸音までコントロールしてるんですね...
あと、スタッカート、クレッシェンド、デクレッシェンド、フェイドアウト、音節のつなぎ方まで自由自在。
いやいや声優さん舐めてました。すいません。
「アニ声の人」としか思っていなかったです。
私のようなオジサンは声優と言っても、ドラえもんやサザエさんしか知らないのです🤣
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実はここからが本題。これは娯楽産業や接客の話です。
言い方は悪いですが、今や女性がビジュアルで差を付けるのは難しくなってきた。整形とか化粧の技術が向上したこともあって、誰しも美人だし可愛い^^
そして決定的かもしれないのは、もはや誰もスチル写真(静止画像)を信用しなくなった。動画さえかなりいじれる。
そうなると差別化を図れるのは、まずはアドリブが効くこと。表情を自由自在に使いこなせ、話が上手いことです。これは典型的には小倉優子さんとか篠原ともえさんですかね^^
そして、もう一つ、これは私としては盲点だったのですが(話の流れから分かると思いますが)声なのです。
「魅力的な声を出すスキル」は奥が深いし、価値が高い。(注1)
でも声優さん達は、とっくにそれを知っていた。敬服します。
うーん、声優が超人気職なのは、こういうことだったんですねえ^^
注1:言うまでも無いですが、見た目をコンピューターで修正するのは、静止画なら普通の技術になりました。「可愛い笑顔」は容易に作れる。
しかし声が表している感情を解析し再現するのは、今の技術では不可能でしょう。そもそも特定の声が持つ感情を知るのは、人間でも難しい。できない人は実に多いのです。
ましてや人工音声で「魅力的な声」を出すのは無茶。「楽しい歌」は作れる。しかし会話は無理。
肉声をコンピューター処理して「魅力的な声」にする方法もほとんどありません。これも音痴を「改善」する事はできますが、会話は無理。
会話における人間の聴覚認知能力は異様に高い。コミュ力の高い人は「おはよう」の一言だけで、相手の状態を的確に把握できます。
これは何故かというと、母親はこのスキルが必須だからです。赤ん坊の「あー」とか「んー」だけでも、子供が何を求めているのかわかるそうです(当社調べw)。
逆に幼児が母親の声から読み取る情報量も膨大らしい。だからママは子供に対しては、特別の「ママの声」を使うことが多いようです。少し高めのゆっくりした舌足らずの声です。抑揚が大きいので歌うように話すことも多いみたいです。
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おまけ
実は、私も風俗業界やキャバクラ界では、皆さん色んな声を使い分けているし「声が魅力的な人は魅力的」というのは、薄々感じていました。でも、どうですかね。風俗さんは声以外にも使える「ワザ」がたくさんあるから、それほど注力していないのでは? ^^;
そこを声だけで一点突破しているのが声優さんです。これはすごい。