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ロシア軍が北海道に上陸するのは無理。

 ウラジオストックは遠すぎる。日本海を渡って敵前上陸作戦を実行するのは不可能だ。
 また、そもそもロシア極東軍は兵站が不可能に近い。とにかく海路がないのは致命的で、これは日露戦争で明らか。

 だから樺太や「北方領土」から北海道に上陸するのも無理。あそこに10万人単位の兵力を集めるなど不可能。

 ロシア極東地域には経済圏がウラジオストックとハバロフスクしか無く、両方合わせても150万人しかいない。これでは燃料も食料も自給できない。シベリア鉄道で運んでくるしか無いのだ。

 またこの地域には平野がほぼ存在しない。川もない。水路がないのだ。ウラジオストックとハバロフスクを結ぶ交通はシベリア鉄道と道路が一本だけだ。

 こんな物は有事にはすぐに破壊される。

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 ウラジオストクとハバロフスクは、あまりにも中国国境が近いので、重要軍事施設は置けない。中国領土内から155mm砲で破壊できる。

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 だからロシアはリヤオトン半島を欲しがったのだ。つまり大連港だ。

 満州はロシアにとって魅力的だ。これは日本から見ても同じ。ここは戦略的に重要だ。ここと黄海を押さえれば極東を支配できる。

 逆に言えば、満州をロシアに盗られたら、日本は負ける。ロシアの植民地だ。だから大日本帝国陸軍は満州を抑えた。そのためには朝鮮半島の占領は必須。

 今となっては、この動きは自明だ。

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