性犯罪の刑罰が軽すぎる。
最近知ったのですが、米国には「痴漢」に相当する単語がないそうです。あえて言うなら「強制わいせつ」的な何かなのでしょう。
言葉がないのは、通例その概念がないことを意味します。実際、痴漢行為はめったに無いらしい。重罪だからです。
おそらくバレたら、電車内の他の乗客にボコ殴りにされるのでしょう(注1)。
注1:また、もう一つの側面として、米国では女性が男性に武力で負けるとは限らないからだと思います。銃を持っている可能性がある。一人でいるからとうかつに襲ったら撃たれかねない。
また軍隊経験のある女性も多い。
これは家庭でも同じです。腕力で勝てても銃を持ち出されたらイーブン以下だ。そして米国中西部、南部の郊外ならばライフルやショットガンが家にある家庭は珍しくない。
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日本では、痴漢はやってやられて当たり前の文化です。ひどいものです。
特に昭和生まれの私(56歳)より上の世代はひどい。私の大学時代の同世代は「痴漢をした自慢」を当たり前のようにする男が珍しくなかった。それも独りじゃない。友人と「俺はこうやった」という「武勇伝」を語っているのです。真っ昼間に、シラフで。
現代の若者が聞いたら、ドン引きでしょう(注2)。
注2:しかし、実はトランプ世代の米国のエリート階級はもっとひどいです。
現、米最高裁判事のカバノーという人物がいる。繰り返しますが現役の最高裁判事です。
最高裁判事は議会による「人物確認」があるのですが、その公聴会の時にある女性から強姦未遂で告発された。その女性(州立大学の教授で身元ははっきりしている)は、高校生の時にクラスメートであるカバノーに襲われた(スキを付いて逃げた)と供述しました。
事件の真相は闇です。理由はカバノーを指名したトランプが、FBIに捜査中止を命令したからです。証拠不十分で、この件は不問になりました。
FBIは告発した女性からの事情聴取すらやっていない。証拠不十分なのは当たり前です。
しかし、私が驚いたのはその後です。ある上院議員がカバノーを擁護して言ったセリフがすごかった。曰く
「若いときには、その程度のことはみんなやっている」
普通の高校生はクラスメートを強姦しません!!!
しかし、あの世界はそういう価値観なのです。
ブレット・カバノー米最高裁判所判事。現役。
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参考過去記事
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