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トランプ大統領ってこんな人です。2


弾劾裁判が始まりますね。

上の記事は、現在最高裁判所判事を務めているカバノー判事が就任する前に、議会で審査を受けたときの話です。

「カリフォルニア州の大学で心理学を教えるクリスティーン・ブラジー・フォード教授」が宣誓証言をしました。カバノー氏は高校生時代に、クラスメートである彼女を強姦しようとしたというのがその内容です。カバノー氏は友人と2人がかりで彼女をベッドに押し倒しました。服も脱がせたそうです。でも、彼女はなんとか自力で逃げ出しました。

そしてそれから30年が経ち、彼女は忘れたかったようですが、セカンドレイプに遭うのを知りつつ証言しました。

動機は「この男をよりにもよって最高裁判所判事にしてはならない」というものです。事件が事実ならば当然ですね。

トランプがカバノー氏を擁護している理由は、彼を指名したのがトランプだからです。カバノー氏はもちろん共和党員です。彼が判事になると最高裁判所は共和党が過半数を占めます。だから何としても指名を成立させたかったのです。共和党が最高裁を抑えれば、トランプはやりたい放題ですから。

そこでトランプは合衆国大統領としてはありえない行動に出ます。上の動画がそれです。公の場で一介の市民を個人攻撃しました。

その結果フォード教授の自宅には殺害予告が届くようになりました。米国ではこれはいたずらでは済みません。俳優のロバート・デ・ニーロ氏は、トランプを批判したところ自宅に爆弾が届きました。マジで死人が出ます。

フォード教授は自分自身はもちろんのこと子供が死ぬと判断しました。転居して、現在の住所は不明です。実のところ生死も不明ですけどね。

さて、議会の方ですが、FBIが捜査を始めました。強姦容疑です。ところが上からストップの命令が来ます。一番上、他ならぬトランプ大統領の命令です。捜査は中止されました。

そして議会が判決を下しました。カバノー氏は無罪です。理由がすごいです。「証拠不十分」です。

捜査をしていないのだから、証拠がないのは当たり前です。そもそも被害者であるフォード氏に対して事情聴取をしていません。また、彼女の当時のクラスメートが複数人、証言するとFBIに連絡したのですが、無視されました。

なお、このときの共和党上院議員のコメントが秀逸です。

「若いうちはそういうこともあるよ」

「そういうこと」とはクラスメートを強姦することです。いや、ないですよ。。。

さて、フォード教授は強姦被害の狂言を企てたと言うことで、ぼろくそにけなされました。誰がけなしたかというとトランプ大統領です。ツイッターで誹謗中傷を繰り返しました。彼のフォロアーは6000万人です。炎上どころの騒ぎではないです。

その後は何も報道されていないので、生きているかどうかすらわかりません。でも、6000万人の誹謗中傷に耐えられる人がいますかね。私は彼女は自殺したと思っています。


さて、問題のカバノーですが、めでたく最高裁判所判事になりました。今も現役です。

そして恐ろしいことに、今の最高裁判所長官は高齢でいつ倒れるかわかりません。彼女が倒れた場合、

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カバノー判事がトランプ弾劾裁判の裁判長となる可能性があります。

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その確率は6分の1です。


おまけ

エプスタインという大富豪にして性犯罪者が自殺した事件を知っている方もいるかと思います。彼はトランプの旧友です。フロリダのトランプ別荘の近所に彼も別荘を持っていて、しょっちゅう

子供達を集めて乱交パーティをやっていました。

バレて刑務所行きになって死にました。なおトランプも当然のように参加していますが、犯罪は立証できなかった模様です。

なお、当時パーティに参加していた女性(当時中学生!)が、その後にトランプを強姦で訴えています。裁判が始まりました。しかし、「諸般の事情で」訴えを取り下げました。まあ、何が起きたかは想像つきます。


おまけ2

おそらくはトランプが乱交パーティをしていた頃、米国はベトナム戦争をやっていました。当時は徴兵制です。トランプは健康な若者なので赤紙が来ました。

トランプは病気と主張してバックれました。しかも4回。なにせ父親が大富豪なのでどうとでもなったようです。診断書など金で買えますからね。

ちなみに同時期に、ジョン・マッケインという愛国心に満ちた若者がいました。彼は海軍に志願してパイロットになり、ベトナムで捕虜になりました。毎日拷問を受けて3年ぐらいのちに、彼の父親が軍の大物だと言うことで、北ベトナムから釈放のオファーが出ました。何か取引をしたのでしょう。

彼は「部下が残っている以上は自分だけ帰国することはできない」と宣言し、さらに2年間を捕虜収容所で過ごしました。

後の、ジョンマッケイン上院議員です。米国では絵に描いたような英雄です。その彼の人気を妬んだのかトランプは公の場でこう言いました。

「マッケインは戦争の英雄などではない」

ちなみにトランプはそのとき既に米軍最高司令官です。いろいろな意味ですごいですね。

マッケイン氏は、去年、高齢でなくなりました。トランプだけは葬儀に呼ぶなというのが遺言です。それは実行されました。国葬ですが大統領が来ないというシュールな葬儀です。

なおトランプはそのとき、フロリダでゴルフをしていたそうです。


おまけ3

上記のことをトランプは絶対にフェイクと言うはずです。まあ、いいでしょう。それはそれ、米国の知識人レベルの人達はだいたいこれらのことを知っているはずです。ワシントンポストやニューヨークタイムスが報道していますから。

トランプが彼らから圧倒的に嫌われているのはこれが理由です。

また海外政府の主だった人物も知っているはずです。米国大統領の身辺情報を調べないわけがないですから。

これがトランプが海外で嘲笑される理由です。

もちろん安倍さんも信じているかどうかは知りませんが、外務省か公安か防衛省から聞いているはずです。

同様に金正恩とプーチンと習近平も知っていて当然です。


しかし、トランプ大統領のすごいところはこんなことではありません。これだけ人格的に問題があるにも関わらず、彼が世界で軽蔑されている一番の理由はこれではないのです。最大の理由とは

トランプが大統領として恐ろしいほどに無能だから

です。恐ろしい男です。




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