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マニュアルは終わり。ケースバイケースです:工業からサービス業へ

 日本は工業立国だと思っているオジサンは多い。でもGDPの7割はサービス業です。先進国はそうなります。工業国というのは中国やインドのことだ。

 そしてオジサンが旧弊な考え方を捨てないので、日本企業は未だにマニュアル重視で動いている。

 間違いです^^

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 今のおじさん達、つまり私の世代ですが、「マニュアル君」「マニュアル世代」と言われたものです。実際、仕事はマニュアル通りにやった。これが工場のやり方だったし、正解だったからです。
 信頼性の高い製品を安く大量に作るには、マニュアル通りが最適だった。これは20世紀初頭に(たぶん)ヘンリー・T・フォードが発見したことです。

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 でもサービス業には決定的に向かない。需要も供給するサービスもあまりにも多種多様だからです。「マニュアル通り」は「画一的サービス」と呼ばれ嫌われる。実際に品質は低いです。

 食事に行って「いらっしゃいませ。ご注文は何でしょうか?」とロボットのようなセリフを聞かされて喜ぶ客は少ないでしょう^^;
 それならペッパー君で十分だ。

 「○○さん、今日もありがとうございます。本日のオススメは△△です。今日は暑いので冷たいお飲み物もいかがですか?」
と来るのが一流のサービスです^^

 こんなものはマニュアルでは無理。従業員のスキルにも依存しすぎていて、全員が同じ事などできない。同じ事をする必要もない。

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 裏を返すと、マニュアル通りにしか動けない労働者は、最低レベルに留まらざるを得ない。上を目指すならケースバイケースで動かなければダメでしょう。

 臨機応変の能力こそが重要なのです^^

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おまけ

 臨機応変に動くには、情況の正確な把握が必須です。何が起きているのか分からなければ臨機応変もへったくれも無い。

 つまり観察力の勝負です。そして、特に人間相手では、女性はこれが得意なんですよ(当社調べw)。
 だから接客は圧倒的に女性が上手い。

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