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「平均収入」のトリック:マイナスの人は除外されている

 誰しも平均より上の生活を送りたいと思っているでしょう。
 でも平均という言葉には落とし穴があります。平均収入の計算には、収入がゼロの人が含まれない^^;
 
 しかし世の中には、収入がゼロどころかマイナスの人が大勢いる。資産が減る一方の人です。例えば赤字企業の経営者、赤字の個人事業主、無収入で消費しかしない人々です。
 その人達を含めれば「平均」は政府統計よりもずっと下です^^;

 また、世の中にはハイリスクハイリターンの仕事をする人も多い。彼らのうちの成功者は平均を引き上げる。しかし敗者は借金を背負い統計からは除外されます。
 だから基本的に、平均値は「全ての人の代表値」よりも上なのですね^^;

 それ故に、「平均的な暮らし」を必死に追い求め、維持しようとする人々の多くが、それに失敗します。無用なリスクを負って社会から忘れ去られる人も多いでしょう。

 平均値に騙されてはいけません^^; 

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おまけ
 こういう表現をしても良いでしょう。
 表に見える平均収入は、成功した人々の平均です。だから、そこそこ高いのが当たり前なのです。

 こう言ってもいい。
 我々が見る「平均的な暮らし」は成功者の暮らしです。敗残者の暮らしが、普通の人々の目に入ることはありません。

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おまけ
 40歳ぐらいになって高校の同窓会に行き、「みんな」が羽振りが良くて劣等感に駆られるという話は良く聞きます。
 でもあれも強力なバイアスが掛かっていて、羽振りのいい人しか同窓会には出席しないのです^^;

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