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少数精鋭・長時間勤務・短期決戦が良い:あと環境問題を裏から見た話w

 少人数のチームで、寝る間も惜しんで集中して働き、プロジェクトが終了したら長期休暇。このスタイルがいい。
 なぜならば、多人数のプロジェクトチームはメンバー間のコミュニケーションに多大なリソースを奪われる。非効率的だ(注1)(注2)
 とにかく人数は少ない方がいい。

注1:大企業の管理職の業務の大半は、意思疎通だと言われています。つまり会議です^^;
注2:もう一つ、少人数が望ましい理由があります。数が多いと自己愛PDが入り込む。確率的に、十数人いたら1人は自己愛PDです。そして自己愛PDは1人でもチームワークをぶち壊します。

 ただし人数が少ないので、1人1人が猛烈に働くしかない。しかし、そんなものは長続きはしない。だから、短期に結果を出して十分な休暇を取る。

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 これでうまく運営している業務がいくつかある。
 例えば、海軍の海上勤務だ。特にアメリカの原子力潜水艦の勤務。3ヶ月連続の潜水艦乗務。休日などないし、もちろん24時間勤務だ(待機を含む)。その後に長期休暇。
 またアメリカ海軍特殊部隊シールズの任務も、本質的にこのスタイルになる。敵地では休日はない。
 民間企業では、ロッキードのスカンクワークスがこのスタイルだ。SR-71やF-117を異様に短期に開発した。
 シリコンバレーのハイテク企業も、これをやることが多いようです。

 (ハイレベルの)研究者もこれが多いと思います。投資家、小説家、野球選手もそうですね。風俗もこれです^^;
 特に個人事業主は定義からして「最少人数」だし、これのメリットにすぐ気づくので、このスタイルを採用すると思います。人は誰しも、大なり小なり躁鬱の波がある。だから、効率よく働ける時期に猛烈に働く方が効率が良いのです。

 あと実は農業がこれに近い。繁忙期と閑散期がはっきりしている。

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 でも「そんなやり方が通用しない業務はどうするんだ?」という疑問が出ますよね。
 答えは簡単で、他人にやらせればいいのです^^;

 もしもあなたの会社の業務が「通用しない業務」ばかりならば、転職すべきです。そもそもその事業活動は儲かりにくいのであって、営利企業が手を出すべきではない。例えば国営にする手もある。実際に、この種の業務の代表例は「お役所仕事」です^^

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 なお特筆すべき点が一つ。これら小型の組織の意志決定は独裁だ。民主主義のスタイルでは無い。だから意志決定が速い。そして責任の所在が明確であり、判断が的確な場合が多い。多数の合意に基づく意志決定は、ろくでもない場合が多いのだ。いい例が日本国政府だ^^;

 米国人のやり方は合理的で、大統領に権限を集中させた。だから意志決定が速い。その代わりに独裁暴走を防止するために、大統領の行動は強力に監視されている。その役目を果たしているのがマスメディアだ。
 また二大政党制もこれに寄与している。

 議会の監視も強力だ。これも特筆すべきで、日本の首相は国会議員である(議院内閣制)が故に議会とは対立しない。だから行政府と立法府は馴れ合いで独立性が無い。実はこれは三権分立の原則と相容れない。

 ついでに言うと、マスメディアは世界の常識では「第4の権力」とされているが、日本ではNHKの暴走を許した時点でこのシステムは崩壊した。

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 閑話休題。

 トヨタ自動車のような巨大企業は、社会的な影響力が大きい。でも「だからどうした」と言ってしまえばそれまでだ^^;

 その構成員の幸福とは関係ない。労働者から見たら、実は大企業に所属するメリットは小さい。

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おまけ

 人類は自然に対する支配力が大きい。これも実は「だからどうした」と言ってしまえば終わりという面もある。支配力が大きければ、悪い意味での影響力も大きいからだ。つまり環境問題。

 なお、人類が強大な「力」を持っているのは「賢い」からではない。第一義的には数が多いから。
 それ故に、その力は個々の人間の幸福には繋がっていない。

 ついでに言うと、「自然界への影響力が大きい種」の最強のものは人類ではない。特定の植物、昆虫、細菌の方が強力だ。何せ数が多い。

 6億年前(先カンブリア紀)まで地球の大気には酸素が無かった。でも、シアノバクテリアが大気中のCO2のほとんど全てを酸素に置き換えた。当時としては「超巨大環境破壊」だ。おかげで、ほとんどの植物と細菌が絶滅した。「CO2温暖化」どころじゃない。ほぼ「地球滅亡」と言っていい。ちなみにこの時に地球史上最大の「気候寒冷化」が起き、それは今も続いている。現代は氷河期なのだ^^;
 酸素は実は、多くの生物にとっては強力な毒だ。細菌の多くは酸素が存在すると死ぬ。これが嫌気性細菌で、人間の腸内にたくさんいる。ビフィズス菌など。これらは良性の共生菌であり、彼らが死ぬと人間も死にます^^

 そして植物による「環境破壊(CO2破壊)」は今も続いている。地球は本来はCO2の星なのだ。大気が酸素で満ちているのは「最近」だけの事。これは人間にはとても都合が良いが、地球およびほとんどの生命には優しくない(笑)

 小学校で習うはずですが、CO2がないと植物は死滅します。実はCO2増加は植物には「優しい」。

 これには傍証がある。産業革命からの200年間で、耕地単位面積あたりの穀物収穫量が倍増した。この要因の一つは大気中のCO2濃度の上昇なのです^^ (注3)

(もう一つはハーバー・ボッシュ法による肥料の大量生産)

注3:裏を返すとCO2濃度が今よりも下がったら、大飢饉が発生する可能性があります。化石燃料の使用を止めたら、それは無視できない危険でしょう。気候なんて複雑すぎて、CO2濃度を0.01%単位の精度でコントロールしようなんて無茶なのです。例えば海水温が下がったら、CO2の溶解度が高くなるので、CO2濃度がコントロール不能の低下を起こす可能性がある。
 しかし、この方向のリスク研究は聞いたことがない。

 地球温暖化の話は視野が狭すぎます。一面的な主張しか表に出てこない。何か変えたら、良いこともあれば悪いこともあります。


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