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ヒトが調理を始めたのはなんと78万年前だった^^

 5万年どころじゃない。ホモ・エレクトスの遺跡で調理の跡が見つかった。
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 調理のメリットは、私が考えたよりもずっと大きいようです。
 加熱殺菌することで、ヒトは実質的に肉食可能になった。それ以前は生肉は危険すぎて食べられなかった。あるいは捕った直後しか食べられなかった。
 肉は植物よりもカロリーが高い。食事に要する時間が格段に減った。これが思索時間と会話の時間を生んだ。
 あるいは逆に、高カロリーを容易に摂取できるようになった。これが大脳が発達する素地を生んだようです。

 また調理した食料は強大な顎を不要とした。結果としてヒトの頭部には寸法的な余裕が出来て、大脳の巨大化の余裕を生んだでしょう。
 多くの動物では頭部の大半が「顎」だ。大脳が収まる場所がない。

 さらに「口が小さい顔面」は感情のディスプレイとしての用途を持った。つまり表情だ。これはコミュニケーションを促進した。
 なお、ヒトは口自体が高度な表情を表現できる。これは犬や牛、イルカには無理だ。ヒトの口が咀嚼機能から解放されて、初めて可能になった。


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