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ジャック・マーは引退したらしい。絵を描いて暮らしているそうだ。

つまり習近平との権力争いに負けた。だから持ち株を売り払って、アリババと縁を切ったのだ。そして、中国はこれから大幅な増税に向かう模様だ。これは大和証券の分析だから、眉唾だけど。
でも筋は通っている。

中国はGDPが世界2位と自称していて、たしかに金遣いは荒い。でも金があるのは、人口が多いからであって、社会が豊かなわけではない。今でも国民の半分は年収が2000USドル以下らしい。欧米の先進国と比べたら、話にならない貧乏国だ。一方で、テンセントやアリババの創業者(ジャック・マー)は世界でもトップレベルの大富豪だし、都会の連中は億ションで暮らし、日本で爆買をしている。

貧富の格差が異様に大きいのだ。

この状況で、政権が心配するのは、なんと言っても革命だ。だから富裕層を潰しにかかったのだろう。金持ちがいなければ、貧乏人も不満を持たない。習近平としてみれば、金持ちも怖いが、貧乏人も怖いのだ。なにせ貧乏人は10億人もいる。一斉蜂起されたら、どうにもならない。

というか、それこそが毛沢東がやったことだ。

さらに加えて、経済力と軍事力を増大させるために、中国政府は金を使いまくった。結果として財政赤字がひどいことになっているらしい。

あまり聞いたことはないが、人民元建ての国債を発行しているのだろう。買っているのは中国人しかいないだろうから、紙幣を大量に印刷すればデフォルトを起こすことはない。しかしハイパーインフレが起きるかもしれない。
そもそもが人民元など信用がほとんどない。下手にいじれば紙くずになる。

なにせ、人民元をデジタル化するとか言い出すお国柄だし、偽札が多すぎて紙幣が通用しない社会だ。国家の財政など、デタラメ極まりないだろう。
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これを収束する一つの手が増税だ。特に富裕層の金を相続税でがっぽり持っていくことだ。そうすれば富裕層がいなくなる。現在の富裕層、例えばジャック・マー氏が長生きしすぎるようでも、中共ならば殺すことも可能だ。収容所に放り込めば死ぬ。

まあ、第2次文化大革命だな。習近平ならばやる可能性は十分にある。

ジャック・マーは国外に逃亡する手もあるが、どうせ中国国内の親族、友人を人質に取られる。残りの人生を孤独に生きる覚悟がなければ、中共の言いなりだ。

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いずれにしても、これからの中国経済はしぼむ一方だ。

中国バブルは終わったらしい。

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それはそれ、日本としての大問題は、習近平が最後の一勝負で日本もしくは台湾に戦争をふっかけるかどうかだ。

習近平が多少なりとも賢明ならばやらないだろう。理由は、人民解放軍は張子の虎だからだ。空母や原子力潜水艦、「最新鋭の」戦闘機を持っていたところで、人民解放軍は実戦経験がほとんどない。実戦運用などできない。

戦闘機は有っても、ドッグファイトの経験があるパイロットが、おそらくは一人もいない。海軍は、水上戦を経験したことがないはずだ。空母の実戦運用なんて、夢物語もいいところなのだ。

そして、上陸作戦に至っては演習をやったこともない。海陸空の統合作戦も演習の経験すらないだろう。

そして、中国製の兵器もまた、実戦で使われたことがない(注1)。

注1:そんな物は実用に耐えないのは、エンジニアならば誰でも知っている。机上で想定した通りの性能を、現場で発揮する機械など無いのだ。
いい例が、韓国製のバッテリーだ。EVもスマホも実によく燃える。最新情報ではサムスンのイヤホンも(耳の中で)爆発したそうだ^^;

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参考 昨日書いた記事です。


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