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『別れた後に僕が思うこと 1話』


1月6日

深夜2時
月の光が鬱陶しかったから、カーテンを閉める。
目を開けていても、ほとんど閉じている時と変わらないくらいの暗さ。
いつもなら月明かりと、オレンジの電気がないと寝れないくらいビビりなのに。
今は明るいより、暗い方がまだ心が平常心を保てた。
あぁ。そうだ。

「ほんっと怖がりだよね。」

そう言って隣で寝てくれていた君が、オレンジの光なんかよりよっぽど僕のことを安心させてくれていたんだ。
部屋を見渡すと、この世には僕しかいないんじゃないかって思うほど物がなくなっていた。
あぁ、こんなに君であふれていたのか。
もうこの部屋にないものと、あるものを1つずつ数えていく



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