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あの失敗があったから(登山編)




今、登山やトレッキングが流行っているという。

コロナの影響で、
密を避けるために、広い自然の中へ出かけたくなるのは、自然の流れだと思う。

が、その一方で、
低山での、山岳事故も増えているという。

私が登山を始めたは、
まだほんの5年前。

5年前、友人に那須岳に誘われて、山頂でクッカーを使ったランチをご馳走になってから、

こんなに楽しい山登りがあるのかと、
本格的に、登山にはまった。

もっと、いろんな山を歩いて、山ご飯を楽しみたくなった。


山のガイド本を買い、ガスと、クッカーを買い
一人で、低山から、
登り始めた。

ある時、

埼玉の小川町からバスに乗る事30分
終点の白石バス停から
堂平山と笠山
2つの山を歩いた。

堂平山の山頂には、プラネタリウムがあった様に思う。

下山後もバスに乗り、
小川町駅まで戻る。

帰りのバスの時間も調べ、
その時間までに、バス停に着く様に、
計画をして、歩き、降りてきた。

充実した山歩き、
駅前の温泉に入って帰ろう。

バス停に無事到着し、
バスの時刻表の時間を確認すると、

「え!もうバスがない!」

15時40分が最終バス、
ボームページで確認した。

その時間が、時刻表に書かれていない。

最終バスは、
私がバス停に到着した、10分前ぐらいに行ってしまっていた。

時刻表に書いてあった、バス会社に電話をしたら、
つい最近、時刻表改訂があって、変わったらしい。

(ボームページも変えて〜‼︎)

と、今怒ったところでどうしようもない。


ここは、山奥
タクシーが走っている様な道ではない、
一般の車だって、何台も走ってない。


風は、だんだん冷たくなってくる、
薄暗くなって、
心細くなって、

恥ずかしいなんて、
言ってられない、

人生初めての、
ヒッチハイクをした。

でもね、
こんな山奥で、変な人としか見えないのだろう。

止まってくれる車なんてない。

大きくカーブを描き、
私を避けて、通る車もある。

泣けてくる、
どうしよう。

そんな時、
道を歩いていたおじさんが

「どーしたの?」

と、声をかけてくれて

事情を理解したおじさまが、
家に戻り、車を持ってきて
駅まで送ってくれた。

ありがたかった。


この、失敗があってから、
バスの時刻は、ホームページを鵜呑みにせず、
毎回、バス会社に電話して確認している。


登山の失敗では、他に
下着は、速乾性のものを着る。

という事を知らず、
綿の下着で登り、大汗をかいて、
山頂での休憩中に、その汗で濡れた下着のせいで、
体が冷え、震えがきてしまい、

木の影に隠れて、下着を脱いだ経験もある。


今思えば、
あれが、『低体温症』


他にも、
山頂で焼きうどんにしようと、用意して行ったのに、
クッカーの火が付かず(スイッチの部分が故障してた、)
冷たいうどんを食べるはめになったり、


登山の失敗を挙げたら、キリがない。

そもそも、
登山について、勉強もしないで、歩いていた。


でも、それら一つ一つの失敗があったから、

装備には、抜かり無くなったし、

積極的に、学ぶようになったし、
 
行動も慎重になった。


これからも、

無理はしない。
全てに余裕を持つ。

で、
登山を楽しみんでいきたい。

そして、
これから登山を始めたい
と思っている人にも、

しっかり学んで、
しっかりした装備で、
自分の体力にあったコースで、


自然を楽しんでもらいたいな、と思う。


自然は、
本当に素敵素敵ですから。











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