私の恋愛日記3ゆうすけの家

…………
あれっ?ここはどこ?

周りは乱雑に置かれたバイクの雑誌
灰皿
服などがそこかしこに置いてある

「やっと起きた〜?」

ゆうすけの家だった。

私「えっ?えっ?」
ゆうすけ「さくら、全然起きないから連れてきた笑」

私はカラオケで寝ていたらしい
私「ねー何かグラスに入れたでしょ?」
ゆうすけ「んー?何の事〜?」

しらばっくれている

もういいやどうでも。と思い、帰ろうとしたら

ゆうすけ「さくら、タバコ吸った事ある?」
私「無い」
ゆうすけ「トモでも吸ってんのに…」
私「そうなの?」

まだ感覚が鈍っているのか
吸ってみたい衝動にかられた。
何を思ってそんな行動を起こしたのかは分からなかった…
いつも、そんな話持ちかけられても無視するのにな……。

ゆうすけがニヤリと笑う
「はいどうぞ♪」
????
私「これってたばこ?こんな機械で吸うの?」
ゆうすけ「葉巻みたいなもんだよ笑」

そうなんだと思い初めてのたばこ?を吸ってみた

ゴホッゴホッ
むせて喉が痛い
ゆうすけ「最初からいきすぎ笑もっとゆっくりだよ」
私はもう一度試みる

ちょっとふわふわしてきた
たばこ吸ってる人は皆こうなんだぁ
…と思っていた。

…………な訳がない。
「ゆうすけ!これマジ何。」
ゆうすけ「ハッパ」
私「えっ。」
ゆうすけ「何さくら知ってんの?何か謎だよな。
何にも知らない顔してさ〜」
私「知らないよ。たばこも吸った事無いもん。
    っていうかやめなよ。ゆうすけ……」
ゆうすけ「付き合ってくれたらやめる」
私「無理」
ゆうすけ「お前さ〜。今どこにいると思ってんの?男の家!分かってる?」
私「うん……ごめんなさい…」

私は何も変わってない
今も昔も
危ない所に何故か居て
危ない事に巻き込まれる

私「帰る……」
ゆうすけ「俺諦めないから。なおきって奴にも言うから」
私「なおき君は関係ないじゃん!やめてよぉ」
ゆうすけ「じゃあ1週間で決めて?」

ゆうすけとなおき君のどちらがいいかと。

答えはもう出ているが、分かったと言い、
部屋を出た。

2階だった為1階にお母様がいらしてびっくりしてしまい、
「すみませんすみません お邪魔しました!」
ゆうすけのお母さんは
慌てふためいた私を見て
ニッコリと微笑んだ……

*あー……やばかったぁ〜*

とりあえず家に帰ろう。
外は薄暗い
でも風が気持ちいい

あれっ?あれっ?人違いかな?

多分(遠目だけど)

なおき君だ!
何でこんな所に?

続く


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