ちょっと違う話を思い出したので~西成ドヤ生活(1ヶ月編)
私はとあるドヤに1ヶ月住んだ事がある
引越しする時に不動産屋の手違いで1ヶ月ホテル生活をしなければならなかったからだ
私は考える
ホテルでも良いのだが私は好奇心旺盛だ
ここはあえての西成ドヤだろう
私はたまーにお世話になっていたドヤに行く
(何故、お世話になっていたかというと、昔元彼氏と喧嘩した時とかにドヤに逃げ込んでいた為だ)
だから慣れているしドヤの兄ちゃんも
把握済みだ
ワタシ「1ヶ月泊まりたい」
ドヤの兄ちゃん「さくらちゃん。ごめんな?今外国人多くていっぱいなんよ」
ワタシ「1部屋は空けてあるのは知ってる」
ドヤの兄ちゃんは困った顔をして
「今は改装して4階以上は女子専用の階もあるんやけど、全部いっぱいなんよ〜」
ワタシ「ワタシは改装する前から来てた人だよ?いいよ。和室で。」
ドヤのお兄ちゃんはもっと困った顔をする
「実は…あの1000万ドヤに置いたまま亡くなった人おるやん?」
ワタシ「うん」
「そこしか空いてないんよ…」
ニュースにもなりました。1000万置いたまま亡くならはったおじちゃんの話
ワタシ「いいよ」
ドヤのお兄ちゃんは「さくらちゃんには敵わないわ…
分かりました。料金半分にするから」
ワタシ「やった〜」
ドヤといっても500円の所から3000円の所まである。
私はその中間を選んだ
500円のドヤは女の子には厳しいと思う
鍵は無いし
部屋も汚い
いつ襲われても文句は言えない
ワタシは1ヶ月契約をしたのでもっともっと安くなった。
別に安くしなくても良いのだが
読んではる方に教えてあげたい
1日とかより1ヶ月契約とかだと大幅に安くなる
しかも、今は住民票登録も出来る為
お家代わりにする人は多い
何と言っても電気、ガス、Wi-Fiの料金を払わなくて良いからだ
だから、現場関係者はドヤを借りる
話は変わる
ドヤの兄ちゃんとその事故物件に行く
畳が黒焦げだ
ワタシ「あれっ?燃えたんだっけ?」
ドヤの兄ちゃん「違うんよ…
新しい畳にしても何故か黒くそこだけ変色するんよ…」
ワタシ「そっか。お布団敷いたら見えないじゃん」
ドヤの兄ちゃん「変わってるよねさくらちゃん」…とボソッと呟いていた
続く