2021.1.10 “死にたい”と共存すること

何もない。
何もないからこそ、死にたくなると思ってしまう。

今僕がいるこの場所。
多くのことを手放して、来てしまったこの場所。

今日、夢を見た。
身近で大切な家族が亡くなる夢を。

嫌に現実味があり、こんな季節なのに汗だくになっていた。

産まれてからずっと私の近くにいて、優しく、友人が来ると甘い、パンの耳を焼いて出してくれる、祖母が亡くなる夢を見た。


とても、とても怖い。
明日が怖い。

当たり前のように、これからもずっと生きていられるものだと思っていた。

僕がいつか働き出だしても、いつか結婚しても、いつか家族ができても、ずっと家で笑って迎えてくれるものだと勘違いしていた。

祖母だけでない。
祖父も、兄も、叔母も、勿論友人も。
皆、ずっと側にいてくれるものだと思っていた。

怖い。
僕はこんな、何もない、からっぽの生活をしていて良いのだろうか。
きちんと、前に歩いていけてるのだろうか。
僕は、生きていて良いのだろうか。


それでも度胸がない僕はきっと、死ぬまで後悔して生きていくのだろう。
どれだけ頭を抱えて、胃が痛くなっても、きっと1年後には覚えていないのだろう。

死にたい、と共存すること。
共存できなくなった時、死を迎えるのか。

2021.1.10

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