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久しぶりの投稿 11.14 兄へ

あと10日経てば兄が亡くなって1か月になります。

絶縁状態でお互いの連絡先すら知らず。
父は私たちの所在さえ知りませんでした。

連絡は主人が定年した会社からの電話でした。

定年するまで主人は兄と一緒の会社、部門に所属してました。ですが互いに会話することもなかったそうです。
父が兄が亡くなったと主人に連絡してほしいと伝え、電話がきました。
父は父とも思っていないほどに嫌いです。ですが兄に対しては良い思い出や記憶、楽しかった記憶もあり嫌いって言いきれない複雑な感じでした。

頼りがいない、手のかかる兄でした。だけど根はとても素直でした。不器用で。
仕事は入社してから無断欠勤などしないし、休むってこともしない兄でした。
本当に不器用な人で。確かに八方美人で愛嬌あって誰からも好かれていました。だけど本当に不器用で。私からしたらやってしまえば文句言われないのに。ってことを嫌がる人で言い続ければ怒りだしたりする人で。
突然亡くなったって連絡きた時はどうして?なんで?ばっかりで。実際泣き叫びました。
自分でもびっくりするぐらいにショックでした。
兄とやっと対面できるってなった時はテレビドラマのワンシーンのようで
ドッキリでもなく。久しぶりに見る兄は白髪混じりで。
何を泣き叫んだのか記憶にないくらいに叫びました。父、主人もいたのに私1人語りかけてました。
対面が終わったあと刑事さんに「最後まで見送ってあげて」と言われたのは覚えてます。

まだ兄の最後の姿が頭から消えません。
なぜ死を選んだのか。亡くなった兄にしかわかりません。
父を責めても兄は生き返りません。なぜ問いかけなかったのかと。なぜ言い出すまで待ったのかと。
まだまだこれから挽回いくらでもできた。みんなに兄は愛されてました。
私自身も何度も頭をよぎっては踏みとどまってます。
何がきっかけだったのか?本当に頼ってほしい時兄は頼ってこなかった。
「俺、弟だよな」が口癖だった。だったら最後頼って欲しかった。けど肝心な時頼らない兄でした。

またカラオケ行こうな。
もう叶わない約束。
兄への『弔い』

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