【eスポーツは儲かるの?】eスポーツの市場規模ってどれくらい?

eスポーツ事業を営んでおります桜野はるです。

この前ウチの社員に
「eスポーツの市場規模ってどれくらい?」
と、質問してみました。

「え?…さぁ?」

eスポーツ事業だけでなく、自分が働いている事業の市場規模を知らないと不安じゃない?
と、いうことで!

eスポーツの市場規模がどれくらいなのかについて、本日は記事を書いていこうと思います。

 

そもそも市場規模ってなに?

業界や商品など、特定分野における市場の大きさを表しています。
まぁ、言葉通りって感じですよね。

「その市場の売上総額はいくらなのか」を算出するとわかります。

正確な数値を出すことは難しいので、各省庁や各業界団体、民間調査会社によって推定値が多いです。
一般的には`一年間の売上総額`を指します。

もっとも簡単な市場規模の調べ方は、各省庁や各業界団体、民間調査会社が発表しているデータを見ることです。

プレイヤーだけでなく、eスポーツのファンも急増している

2018年の日本におけるeスポーツファンの数は前年比の66%増の383万人
より多くの人がeスポーツの試合を観戦したり、動画を視聴するようになったと言えます。

ゲーム会社もeスポーツ興行へ積極的に取り組み、大会の開催やテレビやインターネット上での放送など、メディアが拡大することで試合観戦の機会が増えてきました。これにより、さらにeスポーツファンが増加しています。

実際の声として、ゲームはあまりプレイしなくても、ゲームを見るのは好きという人も多く、スポーツ観戦と変わらない感覚で試合を観戦する人も少なくないのが現状です。

eスポーツ元年(2018年)の国内eスポーツ市場規模は?

eスポーツ元年と言われている2018年の日本におけるeスポーツの市場規模は48.3億円にもなりました。
これは2017年の13倍にもなり、日本でeスポーツの関心が広まっている証拠となっている。

また、大手新聞社によるeスポーツ選手権やゲーム会社によるリーグ大会が開催れるということで、eスポーツのファンも増えたころも市場規模が拡大したことの要因とされています。

賞金の規模も桁違い

海外では高額の賞金が出る大会は多く存在する中、日本は高額賞金の大会は殆ど存在しませんでした。
これは、景品表示法や賭博法に関わるのではないかというところで、今まで高額賞金は法律に違反すると解釈されてました。

しかし、消費者庁に問い合わせたところ
「興行性があり、上位入賞者は、オーディエンスへ感動を与えた対価として高額賞金を受け取っても、それは仕事の報酬として扱われることがある。」
と、eスポーツ大会に対する見方が変わっている事がわかります。

このことから、高額賞金の大会も多く見られるようになりました。
例えば、2018年12月15日〜16日に幕張メッセで開催されたシャドウバースの世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」の賞金総額は100万ドル。
日本円にして約1億4400万円という国内屈指の高額賞金を出しています。

世界の市場規模は?

全世界での市場規模はそれこそ大きな金額となっております。
その勢いは今も徐々に拡大しており、経済面でも2018年には市場に9億ドルもの経済効果があり、これが2021年にはほぼ倍の16億5,000万ドルに及ぶとされています。

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勿論、この予測はeスポーツ産業が順調に拡大・発展することが前提です。
しかし、 eスポーツ大会の会場に足を運ぶ積極的なオーディエンス、加えて動画配信 プラットフォームを通じたカジュアルな視聴者層の両者が増加している 現状とその影響力を鑑みれば、決して非現実的な話ではございません。

結局eスポーツは儲かるのか?

結論から申し上げます。

「【今は】儲かりません。」

勿論、すべての人がeスポーツに関して稼げないと言うわけではなく、それこそeスポーツに関することを勉強したり、ビジネスセンスやカリスマ性を持っていれば稼ぐことはできます。
参入すれば自動的に稼ぐことはできない。という意味で申し上げました。

では、どうしたらeスポーツで稼げるのか。

私個人は今投資フェーズだと思っています。
eスポーツ産業と文化を発展させるために、株式会社chouetteと代表取締役を務める桜野はること鶴岡善治と成松純平は私財を投じて事業を行っている状況です。
相当な覚悟の下で活動をしなくてはなりません。
これは、周りのeスポーツチームの方を見ていて深く感じます。

まだまだ不確定要素が多すぎる現状があり、これを深堀りしてeスポーツは共通認識としてこういうものをいう。
と、言える定義をこれからどんどん作っていき、認知を広げていくことが重要で、その定義を基準にお金を投じる企業が増えるのではないかと、今まで私が本や資料を読んできた感想です。

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