どっとライブアイドル部
昨日卒業という言葉をつぶやいた人間の内一体何人が彼女たちの今の活動を知っているんだろう。彼女たちの声で救われていたんだろう。そう思うと、悔しくて仕方なかった。
夜桜たまの件から、彼女たちのイメージが何も更新されていない人間のコメントを見ただけで涙が止まらなかった。
エンターテインメントなんだからそんな人間がいることに悲しんでいてはキリが無いかもしれないけれど、それでも悔しくて悲しかった。
悔しかったのは、それに何も出来ない自分の事かもしれないし、そのまま過去になっていた事実かもしれないし、このまま過去になっていく未来かもしれないけれど、今はそれはどうでもいいと思った。
とにかく、間違いなく彼女たちは僕の中ではアイドルだった。
ハイキュー!!が好きなので、僕は人生をバレーボールに例えるのが好きだ。
つまり、目指す場所がバレーボールなら、そこに向かう過程や出会う人全てがバレーボールだという話だ。
何が言いたいかと言うと、彼女たちのありたい場所がVRの世界でなくなったのなら、形が見えなくて僕の目から離れてもそれは八重沢なとりだし北上双葉だし金剛いろはなんだと思うということだ。
……そう、頭では思っているけれど。
けれど、やっぱり、今はちょっとだけ……、彼女たちに会えなくなることが、寂しい。
まだ残っているメンバーはもちろんいるけれど、輝く星の数が減ったことには、相違ないのだから、きっと仕方ない。
だから今は少しだけ……泣く。
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