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本日の一曲 vol.203 サイモン・ハラム グラハム・フィトキン ゲイト (Graham Fitkin: Gate, 2001, performed by Simon Haram)

グラハム・フィトキンさんは、1963年4月19日生まれのイギリスの作曲家です。ミニマリストあるいはポストミニマリストと言われます。この曲「ゲイト(Gate)」は、ソプラノ・サックスとピアノのための曲であり、フィトキンさんのホームページによると、「この曲はトリルという一つのことから作曲が始まりました。2つの隣り合った音が交互に配置されると、単純かつ一定のビート・グループが出来上がります。それをさまざまなテンポの文脈に配置すると、トリル固有のクオリティが疑わしくなってきます」と説明されています。要するに、トリルをテンポを変えていろいろと置いてみると、トリルではなくなってくる、ということでしょうか。音の並びに注意を向けて聴いてみると、その言わんとしているところが分かってくると思います。

演奏しているサイモン・ハラムさんは、イギリス王立音楽アカデミーのサクソフォンの教授で、ロンドン・シンフォニエッタの主席サックス奏者です。また、グラハム・フィトキン・バンドのメンバーでもあり、作曲者に親しい奏者です。

この曲は、弊社主催の「杉本真奈・鏡花音ピアノサックスジョイントリサイタル」で演奏されます。乞うご期待!

(by R)


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