本日の一曲 vol.256 PRISM 風神 (1979)
Prism（プリズム）は、1956年8月26日生まれのギタリスト和田アキラさんが中心になり、1977年にデビューアルバム「PRSIM」をリリースしたインストゥルメンタル・バンドです。当初は、キーボードの久米大作さんと伊藤幸毅さん、ベースの渡辺健さん、ドラムの鈴木徹さんに加え、四人囃子を脱退したギターの森園勝敏さんが参加していました。デビューアルバムには、名曲「LOVE ME」が収録されていました。
デビューアルバムリリースの後、セカンドアルバム「SECOND THOUGHT/SECOND MOVE」をリリースしますが、このリリースの後、森園さんは脱退してしまいます。
本日ご紹介する「風神」は、サードアルバム「PRISM III」に収録されました。久米さんが作曲した曲で、佐藤康和さんの印象的なパーカッションから始まり、「風」を思わせる快速なテンポに展開して、ドラマティックな構成をもつ曲です。
ちなみにこの動画は、なぜかピッチが低くなっており、曲の長さも正規盤より1分ほど長くなっています。ビニール盤のリッピングの方でご確認ください（風神は34:58からです）。
曲の開始部分の音は雷なんじゃないかと思います。「風神雷神」といえば、尾形光琳筆「風神雷神図屏風」のイメージだと思いますが、いかがでしょう。
おなじみのキッス（KISS）には、「雷神（God Of Thunder）」がありますね。
ついでなので、風神雷神の知識も入れておきましょう。
プリズムは、その後、和田アキラさんを中心に活動を継続していきましたが、2018年に和田さんが体調を崩して活動を休止し、和田さんは2021年3月28日に64歳で帰らぬ人となってしまいました。
(by R)
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