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本日の一曲 vol.321 ザ・セレクター トゥー・マッチ・プレッシャー (The Selector: Too Much Pressure, 1980)

1979年、イギリスでスペシャルズ(The Specials)がギャングスターズ(Gangsters)のヒットを飛ばし、1950年代にジャマイカで発祥した「スカ(Ska)」が一大リバイバル・ブームとなりました。

日本でも、1981年、マッドネス(Madness)がホンダシティのCMに出演したりして、スカが有名になりましたが、日本のバンドにも影響を与えたのでした(ただし、日本のスカバンドで有名な東京スカパラダイスオーケストラのメジャー・デビューは1990年でしたので、それまで数年がかかりました)。

マッドネス:イン・ザ・シティ(In The City)

スペシャルズやマッドネスが所属した「ツートーン・レコード(2 Tone Records)」には、ほかにザ・ビート(The Beat)や本日ご紹介するザ・セレクターなどスカのバンドをいくつか抱えていたのでした。

ザ・ビート(The Beat):ミラー・イン・ザ・バスルーム(Mirror In The Bathroom, 1980)

ザ・セレクターは、男女混合・人種混合のバンドで、看板娘はポーリン・ブラック(Pauline Black)さんでした。彼らのファースト・アルバムのタイトル曲「トゥー・マッチ・プレッシャー」で、プレッシャーに押しつぶされる、という曲です。

ただ、このスカのリバイバル・ブームも収束は早かったのです。牽引役だったスペシャルズが「ゴースト・タウン(Ghost Town, 1981)」をリリースした頃には、まさに「つわものどもが夢の跡」だったのです。

(by R)

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