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本日の一曲 vol.116 1980年代女声ドラマティック・ヴォーカル集 (1/3) ケイト・ブッシュ リーヴ・イット・オープン (Kate Bush: Leave It Open, 1982)

ケイト・ブッシュさんというと、昨年、ネトフリのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で、ケイトさんの1985年リリースの「愛のかたち(Hounds Of Love)」に収録された「神秘の丘(Running Up That Hill」が使用され、ヒットしたことは記憶に新しいところです。

本日ご紹介するのは、「愛のかたち」の一つ前、1982年にリリースされた「ザ・ドリーミング」からの一曲「リーヴ・イット・オープン」です。

もともとケイトさんは、ピンク・フロイド(Pink Floyd)のデイヴ・ギルモア(Dave Gilmour)
さんに見出されて、1978年にリリースされたファースト・シングルの「嵐が丘(Wuthering Heights)」や、ファースト・アルバムの「天使と小悪魔(The Kick Inside、原題とは関係のない邦題です)」がヒットして鮮烈なデビューをしたというお方です。

このミュージック・ビデオをご覧になればおわかりになるとおり、ケイトさんのライブはいわゆる演劇的要素を多分にちりばめたものになっていて、デビュー当初から、ケイトさんはそういうアーティストでした。この1982年の「ザ・ドリーミング」はケイトさんがはじめて単独でプロデュースしたもので、ケイトさんがやりたいことをやったアルバムだと言われています。

レコード会社としては、いわゆる「少女趣味」ですすめていたところ、ケイトさんが主導権を握ったら、こんなものになりました、というアルバムでした。名曲の数々ですばらしいアルバムだと思います。

(by R)


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