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本日の一曲 vol.89 レイ・チャールズ コンペアド・トゥ・ホワット (Ray Charles: Compared To What, 1980)

レイ・チャールズさんは、アメリカのジョージア州出身の歌手で、1960年にリリースされたレイさんの代名詞ともいうべきカバー曲「わが心のジョージア」や、日本では特に「エリー・マイ・ラブ(いとしのエリー)」、和田アキ子さんと親しいことなどで有名かと思います。

レイさんは、そのソウルフルな歌声で「ザ・ジーニアス(The Genius, 天賦の才)」と呼ばれたりしますが、最大限の親しみを込めて「ブラザー・レイ(Brother Ray)」とも呼ばれています。本日は、レイさんの1980年リリースのアルバム「Brother Ray Is At It Again!(ブラザーレイがまたやってるよ!)」の1曲目を紹介します。

レイさんは、1930年9月23日に生まれ(たぶん乙女座!)、おそらく7歳のころ病気で失明し、1945年には音楽活動を始め、2004年6月10日にお亡くなりになりましたので、そのキャリアは約60年になります。2021年に発売されたレイさんのボックス・セット「True Genius」(90曲入り!)には、本日ご紹介した「Compared to What」も含まれ、YouTubeで聴けますので、ぜひお聴きになってみてください。

実は、アルバム「Brother Ray Is At It Again!」はデジタル化されていなくて、デジタルでこのアルバムに収められた「Compared to What」を聴くことができるのは、「True Genius」だけかと思います。

さらに、レイさんが亡くなった後、2005年にアルバム「Genius & Friends」がリリースされましたが、このなかにリーラ・ジェイムズ(Leela James)さんとデュエットしたバージョンが収められていました。

ところで、この「Compared to What」はカバー曲であり、オリジナルは、ジーン・マクダニエルズ(Gene McDaniels)さん作詞作曲で、ベトナム戦争時代の反戦歌(プロテスト・ソング)です。これをレス・マッキャン(Les McCann)さんが1966年に録音し、さらに、1969年のモントルージャズフェスティバルで、エディー・ハリス(Eddie Harris)さんと演奏し、また、同年、レスさんがマネージャーをしていたロバータ・フラック(Roberta Flack)さんも録音したことから一躍有名曲になりました。

まず最初の1966年バージョンです。

有名なモントルージャズフェスティバルでの演奏です。

ロバータ・フラックさんのバージョンです。

ちなみにロバータ・フラックさんというと、どうしてもコーヒーですよね😄

(by R)


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