見出し画像

本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第31番 ホルン信号 (Sinfonia No.31 "Hornsignal", 1765)

交響曲第31番も1765年のエステルハージ家副楽長時代に作曲されました。愛称の「ホルン信号」はホルンが大活躍するからで、当時楽団にホルン奏者が4人いたことから、彼らのために作曲されたものだと思われます。各楽器のソロが多くフューチャーされており、協奏曲のようです。

別名には「狩場にて」(auf dem Anstand)や「ニュルンベルクの郵便ホルン」もあるそうです。

交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」別名「狩場にて」(Sinfonia No.31 D Dur "Hornsignal", Hob.I:31)
第1楽章 Allegro 冒頭からホルンがそれいけと大活躍します。
第2楽章 Adagio ヴァイオリン・ソロとチェロ・ソロがあり、ホルンが合いの手を演奏します。合奏協奏曲風と言われます。曲調としては大変落ち着いて楽しげです。
第3楽章 Menuet & Trio この楽章は全員参加ですが、やはりホルンが目立ちます。お茶目な曲調です。
第4楽章 Finale. Moderato molto -Presto この楽章はオールスターの第7までの変奏曲(主題は弦楽器、第1変奏はオーボエとホルン、第2変奏はチェロ、第3変奏はフルート、第4変奏はホルン四重奏、第5変奏はヴァイオリン、第6変奏はトゥッティ、第7変奏はコントラバス)、最後は疾走してホルン信号で終わります。

この曲には、アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)さん指揮NBC交響楽団の演奏があります。

(by R)

読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!