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本日の一曲 vol.210 ウェス・モンゴメリー・トリオ ジングルズ (The Wes Montgomery Trio: Jingles, 1960)

ウェス・モンゴメリーさんは、今日がちょうど誕生日の1923年3月6日、アメリカのインディアナポリスで生まれたジャズのギタリストです。ウェスさんは、1968年6月15日に45歳で早世しましたが、ギターをジャズの主役に持ち上げた第一人者でした。

ウェスさんのピッキングは、親指のみのフィンガーピッキングであり、ウェスさんの代名詞ともいうべきオクターヴ奏法も親指一本で奏でたものでした。珍しい奏法であり、ウェスさんの奏法を受け継いだギタリストはいないのではないでしょうか。ギターは独学であり、楽譜も読めなかったそうです。ウェスさんは、ギタリストとしてのキャリアの前は機械工として長時間働いていましたが、ギターの練習は夜遅い時間になってしまうので、大きな音を出して隣人や子どもたちを起こさないように、親指で弾くというスタイルになったそうです。

本日ご紹介するのは、1960年にリリースされた「ウェス・モンゴメリー・トリオ(The Wes Montgomery Trio)」に収録された「ジングルス」です。このトリオは、ギター、オルガン、ドラムスという珍しい編成です。オルガンは、盟友メルヴィン・ライン(Melvin Rhyne)さんで、ベースラインも左手のオルガンで担当しています。

ウェスさんの演奏姿はこちらからお探しになって、ご覧になってみてください。

(by R)

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