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本日の一曲 vol.243 フラゴーソ ヴァイオリン・ソナタ (António Fragoso: Sonata for Violin and Piano, 1918)

アントニオ・フラゴーソさんは、1897年6月17日にポルトガルのポカリサで生まれ、1914年の17歳のとき、リスボン音楽院に入学し、1918年に同音楽院を卒業しましたが、同年インフルエンザをこじらせ、10月13日、ポカリサの自宅で本当に短い生涯を終えました。

本日ご紹介するヴァイオリン・ソナタは、フラゴーソさんの遺作となった作品で第1楽章のみで未完になっています。Brilliant Classicsから、フラゴーソさんが作曲したヴァイオリンのための室内楽曲をまとめて動画にしていますので、これを紹介します。

収録作品は、
1. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ調
2. ヴァイオリンとピアノのためのロマンティック組曲
3, ヴァイオリン、チェロ、ピアノのためのトリオ 嬰ハ短調
の3曲です。いずれも堂々としたロマン派の作品です。

最後に収録されているピアノ・トリオもとてもよい曲ですし、演奏会で取り上げてほしい曲です。

フラゴーソさんの作品はまだまだ知られていないと思いますが、ポルトガルには、アントニオ・フラゴーソ協会英語版)がフラゴーソさんの作品の普及に努めています。

また、アントニオ・フラゴーソ・オーケストラも活動しています。

(by R)


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