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本日の一曲 vol.263 トッド・ラングレン 愛することの動詞 (Todd Rundgren: The Verb "To Love", 1976)

トッド・ラングレンの1976年にリリースされたアルバム「誓いの明日(Faithful)」に収録された曲です。このアルバムはリリース当時はもちろんビニール盤でしたが、A面にはヤードバーズの「幻の10年」、ビーチボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」、ビートルズの「レイン」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、ボブ・ディランの「我が道を行く」、ジミ・ヘンドリックスの「イフ・シックス・ワズ・ナイン」の6曲が完全コピーで再現されて収録され、B面はオリジナル曲6曲が収録されているという構成でした。

トッド・ラングレンさんは、1948年6月22日、アメリカ・ペンシルヴァニア州フィラデルフィア近郊のアッパーダービーに生まれました。小さい頃から音楽好きで、十代のころ、ビートルズ、ヤードバーズ、ローリング・ストーンズ、ヴェンチャーズ、フィラデルフィア・ソウルに夢中になり、十代後半でバンドを組みます。トッドさん20歳の1968年ナズ(Nazz)というバンドでデビューしますが、21歳のときにはナズを辞め、コンピュータープログラマーの道に進むか、レコード・プロデューサーの道に進むか岐路に立ち、プロデューサーの道を選択します。以降、トッドさんは、プロデューサーの仕事と同時に自らもソロ活動、バンド活動など幅広い活動をします。ソングライティングの面では、メロディーメイカーとして有名です。本日ご紹介する「愛することの動詞」もトッドさんのメロディーメイカーとしての才能が十分に発揮された曲です。

トッド・ラングレンさん、あるいはトッド・ラングレンさんが在籍したナズやユートピア(Utopia)などのバンドの曲はよい曲が多く、紹介しきれません💦また、プロデューサーという仕事柄、トッドさんが関わった曲もたくさんあり、トッドさんのコアなファンも多いと思います。

トッドさんは、今年の6月で76歳を迎えますが、日本にもよく来日し、日本での目撃情報が絶えません。

トッドさんの一番新しいアルバムは2022年リリースの「スペース・フォース(Space Force)」ですが、こちらからは、エイドリアン・ブリュー(Adrian Blew)さんとのコラボで「パズル(Puzzle)」をご紹介します。

つい最近では、キング・クリムゾン(King Crimson)のエポック・メイキングとなったアルバム「クリムゾン・キングの宮殿(The Court Of Crimson King)」のトリビュート・アルバムに参加し、有名曲「21世紀のスキッツォイド・マン(1999年4月の改題前は『21世紀の精神異常者』)」のカバーを公開しました。

(by R)

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