本日の一曲 vol.230 フィールド ノクターン集 (John Field: Nocturnes, 19C)
ジョン・フィールドは、1782年7月26日にアイルランド・ダブリンで生まれ、1837年1月23日に54歳でモスクワで亡くなったアイルランドの作曲家・ピアニストです。ショパンで有名になった「ノクターン（夜想曲）」の創始者として広く知られています。
ピアニストとしては、ソナチネで有名なムツィオ・クレメンティ（Muzio Clementi）の弟子であり、クレメンティさんがピアノの製造業をしていたことから、クレメンティのピアノのセールスマンだったという話もあります。
フィールドさんは、1802年にサンクトペテルブルクを訪れましたが、そこでの生活が大変気に入り、以後、生活の拠点をロシアに移し、亡くなるまでロシアで生活しました。本日ご紹介するノクターンもロシアで作曲されたものです。
フィールドさんのノクターンは、19曲あります。
第1番 変ホ長調
第2番 ハ短調
第3番 変イ長調
第4番 イ長調
第5番 変ロ長調
第6番 ヘ長調「ゆりかごの歌」
第7番 ハ長調「夢想」
第8番 イ長調
第9番 変ホ長調
第10番 ホ短調
第11番 変ホ長調
第12番 ト長調
第13番 ニ短調「無言歌」
第14番 ハ長調
第15番 ハ長調
第16番 ヘ長調
第17番 ホ長調「大パストラール」
第18番 ロンド・ファヴォリ ホ長調「真昼」
第19番 ハ長調「トゥルパドゥール」
本日ご紹介するのは、Brilliant Classicsの音源で、1994年生まれのイギリス・イングランド・ケント州出身のピアニストであるタイラー・ヘイ（Tyler Hay）さんによる演奏です。
フィールドさんの曲は埋もれてしまっていると言ってよいかと思いますが、とても穏やかな曲たちですので、レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
(by R)
読んでくださってありがとうございます！サポートしていただけるととても嬉しいです！