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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第13番 ジュピター (Sinfonia No.13, 1763)

この交響曲第13番も第12番と同じく、自筆譜に日付が入っていたことから、作曲年代が1763年とはっきりしています。とすると、第13番もハイドンさんが三十路を越えてからの作曲ということになります。第12番もそうですが、この第13番もとても充実感の溢れる曲になっています。

交響曲第13番ニ長調(Sinfonia No.13 D Dur, Hob.I:13)
第1楽章 Allegro molto まことに堂々としたアレグロの第1楽章です。
第2楽章 Adagio cantabile チェロ独奏がとても朗々と鳴り響きます。この楽章だけ取り出して、チェロのマスターピースとしてチェロの演奏会で弾いてもよいかと思います。
第3楽章 Menuet & Trio この楽章もまことに堂々としたメヌエットです。途中、かわいらしいフルート独奏が入り込みます。
第4楽章 Finale. Allegro molto こちらはニ長調ですが、モーツァルトのジュピター交響曲(第41番ハ長調)と同じ音型が使われています。ハイドンのジュピターといってもよいかと思います。

今回もマックス・ゴバーマンさん指揮ウィーン国立歌劇場オーケストラの演奏を紹介します。

第2楽章のチェロの演奏会での演奏です。

(by R)


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