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本日の一曲 vol.148 ちょっと考えさせられるバラード (2/5) フリー オウ・アイ・ウェプト (Free: Oh I Wept, 1970)

フリーは、1968年4月に最初のライブを行ったバンドであり、当時、アンディ・フレイザー(Andy Fraser, Bass)さんは15歳、ポール・コゾフ(Paul Kossoff, Guitar)さんは17歳、ポール・ロジャース(Paul Rodgers, Vocal)さんとサイモン・カーク(Simon Kirke, Drums)さんは18歳と、全員ティーンエイジャーでした。

1970年に3枚目のアルバム「ファイア・アンド・ウォーター(Fire And Water)」をリリースし、このアルバムに本日の「オウ・アイ・ウェプト」が収録されています。

もともと音数が少ないバンドだったのですが、バラードとなると、その音数の少なさが渋さにつながってくるように聴こえます。

歌詞の大意は、何か泣くようなことがあって、列車に乗ってどこか遠くへ行く、という意味です。レーナード・スキナードのフリー・バードもそうでしたが、どこかへ行ってしまうのですね。

フリーのギタリストのポール・コゾフさんは、1976年に26歳で早世してしまうのですが、そのギター・プレイは大変個性的なものでした。1972年にフリーを脱退した後の1973年、「バック・ストリート・クローラー(Back Street Crawler)」をリリースしましたが、これが遺作になってしまいました。

また、前にご紹介したクリス・スペディングさんのギター・ジャンボリーにもそのギター・プレイが登場していました。

(by R)


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