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[地球一周78〜80日目]シャトー(城)

https://youtu.be/3BIZYivbl3o

フランスのテレビは独特で、なかなか面白みが分かるまでに時間はかかりそうだが、何だか気になるドラマを見つけた。日本なら放映NGになるだろう部分があったりして興味深し。そしてフランス語は耳に馴染んで好きだ。
BBCでエリザベス女王と国民の最後の別れが24時間流れていた。厳格なイメージのイギリス。キビキビした爽快とともに、とても特徴的な部分。
なかなかどうして、イギリスと大陸ヨーロッパは違う空気がある。イギリスは白人系が多い気がして、英語が話せるのが基本、何百年もの歴史ある建物、アジア系の私は電車で見られたりする。
一方フランスやスペインは、現地語が基本、新しめな建物、観光地は英語で片言でもコミュニケーションがとりやすい。
建物の雰囲気は赤茶色の屋根だったり、沢山の窓だったり、とんがった塔だったり、全体的に似ているかな。

ベルサイユ宮殿に行けたのはありがたかった。
パリからは地下鉄とバスで1時間半ほど。郊外の広大な土地。オペラ座を何個も足したような金ピカなホールや肖像画や寝室や絵画に埋め尽くされた部屋、芝や木がデザインされている庭園・・・。
私はここでは暮らせないなぁ、息ができなくなりそうだと思いながら、30分歩いてマリーアントワネットのプチ・トリアノンへ。
24時間出産さえも他者から見られる環境であった、ベルサイユでの暮らし。そこから逃れる場所であったのがここ。
やっぱりそうだよなぁ、と家庭菜園や牛や豚などを育てる庭、森や小川を見て思う。
贅沢の限りを尽くせた生活を経て、最後はのどかな自然に戻ってくるんだ。
本当は宮殿からもっと離れたシャンボール城やシュノンソー城のような自然あふれた所に行きたかったんじゃなかろうか。

モンサンミッシェルはパリから東京→愛知間の距離。着いたら、対岸から徒歩では30分ほどの距離がある。徐々にゆっくり近づくが潮はひいている。確かに潮が満ちてたら渡れないんだよな。周りの荒涼とした石ころが多い土地や、羊が草を食んでる姿に目がいく。
海のイメージで青い屋根と思ってたが、グレーがかった青っぽい。そして城内は中世の騎士がでてきそうな、ロードオブザリングっぽい。
フランスのトイレは便座がなかったりするので、中腰で足がきつかったり笑

パリに戻る夕方以降はいつも混んでる。普通の渋滞+事故もよく起こっているようだ。石造りにも関わらず、電気系のショートなどで火災も多いとのこと。
パリはもうすぐかなぁ、なんて思ってるとエッフェル塔のサーチライトにホッとする。遠くから見たパリの夜景は想像より、一瞬息を呑む美しさだった。

今日の音楽: エリック・サティ「ジュ・トゥ・ヴー」
先に行く 煌めき掴む オレンジか


ひとりの人間の真摯な仕事は  おもいもかけない遠いところで  小さな小さな渦巻きをつくる           「小さな渦巻き」茨城のりこ