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これからの世の中で副業が必要な理由について解説

「副業解禁」という言葉が目立つようになってきましたが、この記事では、

”なぜ世の中で副業という言葉がしきりに使われ始めているか”

について考察していきます。

1. 結論
ずばり、ひとつの会社に勤めていても、会社の厚生年金や社会保障では十分に老後を支えられなくなってきたためだと思います。

2. 副業解禁の背景
ご存知の通り、日本社会では少子高齢化に伴い、かつては10人で1人の高齢者を支えていた構造が7人で1人、5人で1人、2人で1人とだんだんと少なくなってきており、2025年には1.7人で1人の高齢者を支えることになります。FACTFULNESS 〜10の思い込みを乗り越え、データを元に世界を正しく見る習慣〜にも書いてありましたが、日本は成熟市場なので、これ以上爆発的に人口が増えるとは考えにくいです。

これは若者に対する負荷、つまり社会保障のために支払う税金が多くなってきていることを意味します。この現象が続けば、将来的には若者1人で高齢者1人を支える時代が来てもおかしくありません。また、サラリーマンであれば加入している厚生年金の半分は実質会社が半分負担してくれているため、その負担額も年々大きくなってくると考えられます。

こうした状況の中、2019年にいわゆる「老後2,000万円問題」が出てきました。これは老後に2,000万円の資金を用意できていないと生活に行き詰まる、要するに『年金だけでは生活できません』ということですが、私の率直な感想としては「2,000万円だけでも厳しいのでは?」と思いました。

仮に65歳で引退して、手元資金が2,000万円。平均寿命が伸びていることを考慮して、95歳まで生きるとしたら、月当たり5,555円が年金に加わるだけです。このくらいの金額はインフレを考慮するとあっという間に帳消しになってしまう額かと思います。仮に倍の4,000万円だとしても+10,000円/月。これでは時間があるだけで人生でやりたいことはできません。7,000万円くらいあると資産運用でそれなりの収入を産むことが出来るので、だいぶ景色が変わってくるかと思います。(参考:LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略)

とはいえ、旧態依然とした日本の会社では劇的にサラリーマンの給与が上がることはないかと考えにくいかと思います。もっとあからさまに言えば、「社会保障ではカバーし切れなくなったので、個人で稼げるようにしてね」というメッセージを突きつけられているのではないかと思っています。

加えて、インターネットの発達により、圧倒的に個人ビジネスや起業のハードルが下がりました。YouTubeで「起業・副業」など調べれば優良なコンテンツが無料でいくらでも視聴できます。要するに個人で稼げるハードルが圧倒的に低くなってきているということです。

こうした流れを踏まえて出てきたのが、昨今よく聞くようになった「副業解禁」なのではないかと推察します。

3. 副業規制について
「そもそもウチの会社副業禁止なんだよな」という方も多数いらっしゃるかと思いますが、結論から言うと”99%副業がバレない方法”はあります(17時以降に別の会社で働くといった”兼業”はバレます)。ものすごくザックリと説明すると、副業で稼いだ収益については自分で税金を支払うように申告することで、働いている会社にバレずに済みます。

また時代の流れを受けて、大手企業でもどんどん副業解禁の流れに傾いてきています。企業の寿命も短くなってきているこの時代、今後ますます”会社から給料をもらう”のではなく”自分自身で稼げるようになるスキル”はマストになってくると考えます。

4. 何から始めれば良い?
最初は何でも良いかと思いますが、私は友人の影響を受けて、せどり(転売)から始めました。俗に言う、売れ筋商品を買い占めるような転売ヤーではなく、単純にセールなどで安くなっているものを仕入れて、多少の利益を乗せて売るようなイメージです。今の時代、モノを売るのは非常に簡単になっておりメルカリなどのフリマサイトやAmazonでモノを売ることができます。

この「安く仕入れて高く売る」という商売の基本を経験することで次のステップが見えてくるかと思います。例えばメーカーから直接仕入れる、海外の製品を仕入れるといったことを行うことでより高い利益率を確保できるようになります。

他にも動画編集・YouTuber・ブロガー・ハンドメイド商品販売など多種多様の副業ができる時代になっています。

5. 副業を始めてみて
企業家・副業をしている友人が口を揃えて言う言葉が「自分でやるビジネスは面白い」です。

誰かに命令されて動くのではなく、自分の頭で考えて、自分の責任で行動する。成功も失敗も全て自己責任になる。これがとにかく面白いとのこと。どうしても大企業で働くと当事者意識が薄れることになり、自分事として受け止められない人が出てきます。一方で、副業はどう転んでも自己責任。自分自身の貴重な時間とお金を注ぎ込んでいる分、絶対的な当事者意識が生まれます。

かく言う私自身も副業を始めてみて分かったのですが、単純に面白くて熱中して作業ができます。熱中している時の人間の力は凄まじいものがあり、120%の力を注ぐことができます。

仮に挫折したとしても、それは経験として残ることになり、また次にチャレンジする糧になります。何回も続けていれば、いつか必ず成功すると信じて愚直に取り組んでいきます。

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