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サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第15話 雌雄異体に驚いた話

こんばんは!

珊瑚の産卵観察プロジェクトのAKARIです。

今日はまずはお知らせから。

5月8日まで限定で販売しております『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2021』のオリジナルTシャツ『バンドルホワイト』が残り17枚、オリジナルキーホルダーが残り20個となりました。

ありがたやーーーー。

5月8日までの限定販売となっておりますので、ぜひぜひサイトだけでも覗きに行っていただけると嬉しいです♪

さて、今日は今回の調査ダイブで我々が一番の収穫だと思っていることについてお話していこうと思います。たぶん数回にわたった内容になるかなーと思います。それは、

サンゴに雌雄異体ってのがあった!

さぁ、少しずつ一緒にお勉強していきましょ♪

サンゴの生殖方法

去年の教えてスグル博士のコラムでもあったと思いますが、サンゴの生殖方法は2つ。

無性生殖と有性生殖があります。

サンゴはポリプという個体が集まっているマンションのようなものというのは、去年勉強しました。しかも、そのマンションは分裂によって部屋数が増えるというめっちゃうらやましいマンション。

しかしながら、その分裂は自分のクローンだし、場所の移動ができないので種の繁栄には生殖活動が必要になってくるわけです。

無性生殖

無性生殖とは名前の通り、性が関与しない生殖です。

その方法は大きく4つあるんだって。

①台風などで群体が壊れたりして、その破片がうまいこと定着して増殖する。

たしかに、折れたサンゴもそのままになっていると褐虫藻という共生生物が抜けてしまって白化してるのもあるけど、時々破片がもとの群体にくっつくのもあるもんね。離れた場所でも定着できれば増殖できるんですね。

海水槽のアクアリストたちの間でも「枝打ち」といって、カットしてサンゴを殖やす方法があるらしいです。

②骨格からポリプが抜け出して、新しいコロニーを作る。

これは、すごい!サンゴ界にも家出があるんですね。家族と折り合いがつかず家出して独り立ちするみたいなもんかな?でも、家族って言っても自分のクローンなのに折り合いがつかないって・・・・(-_-;)。どういうときに抜け出すんだろう?

③クサビライシの仲間は群体を作らず単体なので、自切で増えるものもある。

クサビライシは小さい頃は固着性で、岩に付着しており「クサビライシの芽」などとよばれていますが、ある程度の大きさになると岩から外れるというユニークな習性をもちます。岩についていた芽の方はまた同じように成長し、またある程度の大きさになったら岩から外れます。この芽さえあればクサビライシをたくさん増やすことができます。

あーー!!ある!岩にくっついているけどクサビライシっぽいサンゴ!あれが芽なのか!そして、あれが外れるんですね!すごい!今度よく見てみよう!

一方ワレクサビライシという種類は、縁辺が割れて勝手に増殖していくというユニークな特徴をもったサンゴです。飼育水槽内でもどんどん割れて増殖していきます

④プラヌラ幼生を無性的に作るものもある。

えーーーー!!!子供を無性的に作れちゃうの!?もはや全能の神やん。


ということで、調べれば調べるほど新たな疑問は増えますが、本日はこの辺で!

明日は有性生殖のお話をしたいと思います。

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