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初めて?の胎内記憶

「胎内記憶」
以前は馴染みのない言葉だったかもしれませんが、
最近は、SNSでも取り上げられており
ご存知の方も増えてきたのではないでしょうか?

胎内記憶とは何か?
「母親のお腹の中にいた時の記憶」のことを言います。

映画「生まれる」より

不妊治療中、「胎内記憶」と言う言葉に出会い、
その時は、「こんな考え方があるんだぁ・・・」と
ちょっと不思議な感覚と、
当時の私は、目に見えないものしか信じない
タイプの人間だったので(笑)
そんなに気にしてはいませんでした。

それから約3年後、体外授精で我が子を授かりました。
1度流産も経験していましたが、
「この子は大丈夫」
なぜか、根拠のない自信がありました。

そして、無事に生まれてきてくれて・・・

3歳頃になったら、
「ママのお腹の中にいた時のこと、覚えてる?」と
聞いてみよう。ずっとそう思っていました。

3歳くらいになった時、入浴中に聞いてみたんです。
「ママのお腹の中にいた時のこと、覚えてる?」

何度か聞いてみたのですが、
「知らない」
「・・・・」
「わかんない」

こんな感じの反応で、
「娘には胎内記憶、ないのかな?」
「聞くの、ちょっとはやかったかな」と
諦めていたんです。

そんな中、”パパの車は白色”発言をして
数ヶ月後なので、娘が3歳半?くらいの時。

なんの前触れもなく、車内で
いきなり「胎内記憶」を話し出しました。

以下、娘のそのままの言葉です。


「さくらはねー、ママのねー、お腹にいた時ねー
ママをねー、好きになろうか、嫌いになろうか、
どうしようか迷ってねー、好きになった!」


ずっとずっと我が子に会える日を夢みて、
不妊治療をしていた私にとって、
この娘の言葉はとてもとても嬉しくて、
聞いた途端に号泣しました。

私は娘の言葉を以下のように瞬時に解釈したんです。
「お腹にいた時」→「胚盤胞移植後=お腹に入った時」
「迷って好きになった」→「着床した」

娘が一生懸命、知っている言葉を並べて
話してくれたことを、理論的に解釈するのは
よくないかもしれません。

でも、運転中にも関わらず、直感でそう感じた、
聞いた途端に涙が溢れた事実は
母と子にしかわからない、
揺るぎようがない絶対的な絆があるんだと
実感しました。

娘から初めて聞いた「胎内記憶」は、
私の想像を超えた、細胞レベルの記憶でした。

このお話しを、どう解釈されるかは
お読みくださった方、それぞれ違うと思います。

私は、
「ママのために生まれてきた」
「ママに会いたくて生まれてきた」と言ってくれる
娘が愛おしくてたまりません。

結論、それが「胎内記憶」であろうが、
なかろうが、関係ないのです。

さくらへ。
「ママを選んでくれて、ありがとう」
「ママを好きになってくれて、ありがとう」

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
次回は、仏様のおはなしです。



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